ツボミオオバコとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 生物 > 植物 > オオバコ科 > ツボミオオバコの意味・解説 

ツボミオオバコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/18 01:11 UTC 版)

ツボミオオバコ
Plantago virginica
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : 真正キク類I Euasterids I
: シソ目 Lamiales
: オオバコ科 Plantaginaceae
: Plantagineae
: オオバコ属 Plantago
亜属 : P. subg. Plantago
: ツボミオオバコ P. virginica
学名
Plantago virginica L. (1753)[1]
英名
Virginia plantain

ツボミオオバコ(蕾大葉子、学名: Plantago virginica)は、オオバコ科オオバコ属一年生植物空き地などに生える雑草和名は、のままのように見えることによる。タチオオバコともいう[2]。北アメリカ原産で、日本には本州から九州までの範囲に分布する[3]

形態・生態

1年生または2年生の草本[2]。全体が白いに覆われている[2]根生葉のみで[2]、倒披針形から楕円形で、葉の両面に毛が多く生えている[3]。葉縁には低い波状の歯がある[2]

花期は春から夏[2]。花茎を10 - 30センチメートル (cm) のばして、淡黄褐色の穂状花序をつける[2]。花序は円柱形で、幅5 - 6ミリメートル (mm) 、長さ3 - 15 cmほどある[2]。花は小さな苞葉に抱かれ、は長さ2 - 2.3 mm。花冠の根元が筒状で先が4裂し[2]、花被片は完全に開かず、蕾のように見える[3]雄蕊は花冠の外側に現れることはない[2]果実は横に裂開して2個の種子が現れる[2]。種子は黒色の楕円形で、長さは1.8 mmほどである[2]

日本在来種のエゾオオバコPlantago camtschatica)と葉が似ているが、エゾオオバコのほうは花冠の裂片が広く開き、1果中に種子が4個入るところが異なる[2]

分布・生育地

北アメリカ原産で、日本では帰化植物[2]。日本では、久内清孝が1913年(大正2年)に愛知県で、1934年(昭和9年)に大阪府で採取したことを報告した[2]。その後、日本全国に広がっているが、あまり多くはない[2]

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ツボミオオバコ」の関連用語

ツボミオオバコのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ツボミオオバコのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのツボミオオバコ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS