N.I.D.Fの関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 09:36 UTC 版)
「キスダム -ENGAGE planet-」の記事における「N.I.D.Fの関係者」の解説
沙々羅 樹(ささら いつき) 声 - 甲斐田裕子 N.I.D.Fのパイロット候補生の紅一点。血液型はB型。コクピットアーマーの操縦に長けており、自分の手足のように繊細かつ正確に動かす。変わり者が多いN.I.D.Fの中でも比較的良識人。姉御肌であり対人関係も良好。かつては父親と同じ医者を目指していたが、現在では父親との関係は良好ではない。ハーディアンとの戦闘で死亡したと思われたが…。 第14話の終盤で生存が判明。かつて事故で瀕死になった時、父親によって世界で2例目の完全自律制御型サイボーグとなっていたので生き延びた。N.I.D.Fに入隊したのも、機械となった自分自身に生きる希望を無くし、死に場所を求めてだった。 自分をサイボーグ化した父親を憎んでいたが、本心では違っていた。玲の策略により父親を人質にアフラーシステム機密データの強奪を命じられ、ハーディアンと共に兵器工場を襲撃する。だが樹の真意は、機械の体という束縛から逃れるため、哀羽に自分を殺してもらうことにあった。しかし哀羽との戦闘の最中「冬音や狼騎も皆生きたかったんだ!」という一言で自分の過ちに気付き、搭乗していたコクピットアーマーごとハーディアンに体当たりし墜落する。 七生に助け出され、搬送先の病院で父親の臓器提供を受けたことを知り、和解できず永遠の別れとなった父を想い号泣する。 その後は七生と行動を共にする。由乃が記憶喪失だと知り戸惑うも、偽りよりも真実を伝えたほうが良いと判断し、七生が由乃に真実を告げないのであれば自身が由乃に話すつもりでいた。しかし哀羽には由乃の居場所を教えることしかできなかった。その後、哀羽を追いイエラ達と共闘し巨大施設を脱出する。 燻 京香(いぶり きょうか) 声 - 弓場沙織 N.I.D.Fの創設者であり現総司令官。事実上1人でN.I.D.Fを立ち上げてきた。A.D2031年に遭難した豪華客船セイレーンII世号のただ1人の生き残り。 20年前のこの事件がきっかけで発見された、謎の文字が刻まれた巨大な石柱、ハーディアンの存在、何れ訪れる人類存続を掛けた戦いが記された石版を知る数少ない人物でもある。 人類滅亡は不可避と考えており、ハーディアン側に付く。しかしその言動からすると、多くの犠牲を出すことを覚悟の上あくまでも人類を一部だけであれ、生き延びさせ人類滅亡を阻止するための苦渋の選択だったようだ。同時に人類の再生を果たそうと考えていた節があり、人類の側に立つ存在ではないかと思われる。 NES隊を創設した真の理由はネクロダイバーの候補者を選別するのが目的であり、適性が最も高いと判断した狼騎をネクロダイバーにして自らの手駒とするつもりだったようだ。現在では哀羽達、元NESパイロット候補には「人類を裏切った」と憎まれている。 死者の書の影響で妊娠し、玲を産んだ母親でもある。ハーディアンに襲われない理由は不明だが、玲がハーディアンを操れるため玲が守護している可能性がある。 真崎 蒼馬(まさき そうま) 声 - 小西克幸 常に影の如く燻の傍にいるボディーガード。己の感情を全く出さず、その真意は不明。サングラスで顔が隠されているが、オープニングでは素顔で登場していた。 謎の多いキャラクターの1人で、判明しているのは燻のために行動していることのみ。 樹がサイボーグとなる時に前例として軍事用サイボーグ手術を行ったと沙々羅教授が語っている際に真崎のデータが映っており、彼が人類初のサイボーグであることが明かされている。2021年6月21日生まれのA型。 日本刀の扱いに長けている。 玲(れい) 声 - 柚木涼香 燻の秘書。マイペースな性格で、N.I.D.F.がハーディアンに襲われている時に、呑気に独りだけ水着で海にいたほど。単独行動を許され、N.I.D.Fのどこにでも入れるという権限と特技まで持っている。 難しい言葉を覚えるのが苦手で、由乃に指摘されていた。誰に対してもタメ口。生き残った哀羽達の前に、さまざまなコスチュームで現れ、いわゆる狂言回しの役回りも担っている。 N.I.D.F.壊滅後は独自行動をとり、哀羽達を監視している。第5話では哀羽たちにNES-2ドルフィンを用意するなど、鑑賞者として戦いが楽しめるようなお膳立てもしている。その存在や行動は謎が多い。 実はヴァルダたち「しもべ」と同様の存在であり、死者の書が燻に産ませた子供である。そのため、燻を「お母さん」と慕うようになる。実質的に燻のしもべ。そのためかヴァルダ達の存在自体を無力化できる力や、ベルゼブやハーディアンに命令できる能力を持つ。その能力を活かし哀羽と激戦するが、人工衛星破片の落下に巻き込まれ、重傷を負ったまま医務室に搬送された。その後人間離れした身体能力のおかげかすぐに動けるようになり、竜宮城殲滅に出撃。戦闘の中ハーディアン化し、七生やサラディン号に刃を向ける。 ヴァルダ達と同質の存在として“4人目”と称されるが、なぜかネクロダイバーのしもべとしては働かない。
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