G-ウィルス系統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 01:56 UTC 版)
「バイオハザード RE:2」の記事における「G-ウィルス系統」の解説
G成体(G-Adult) G細胞の拒絶反応により誕生したクリーチャー。 G細胞の強引な模擬複製により、宿主の身体を突き破るように新たな肉体を発生させている。腕や足など宿主となった犠牲者の痕跡がそこかしこに残されている。 オリジナル版ではボスクラスのクリーチャーだったが、本作では通常クリーチャーとして、下水道に複数体登場する。水中に潜んでいることが多く、大きく発達した左腕で主人公を捕まえようとする。また、オリジナル版と違って毒を持っており、口から吐き出す消化液を食らうと毒状態になる。弱点である目玉を露出させた個体や、その目玉を肉片で覆われた個体がいる。 G幼体(G-Young) G成体の口から吐き出される幼体。 G生物/ウィリアム・バーキン G-ウイルスの開発者であるウィリアム・バーキンが、自らにG-ウィルスを投与し変異した存在。全部で5形態登場するが、第4形態を除いて基本的にはオリジナルに準じた容姿をしている。全形態共通で、基本的な弱点は巨大な眼球。G第1形態(G 1st stage) 第1形態は、右肩や腕・右上半身を中心に体格が肥大化し、左半身はまだウィリアムの姿を残している状態。普段はウィリアムの自我が発現し人語をうわ言のように呟きながら緩慢に徘徊する状態となっており、この状態では右肩の眼球は瞼が閉じられており、攻撃することができないため、代わりに頭部が弱点となっている。頭部を攻撃すると「痛い」等と叫んで大きく怯んだ後、G生物の本能が発現して乗っ取られ、右手に持つ鉄パイプを振り回しながら俊敏に主人公を追跡するようになる。この状態となっている間は右肩にある眼球の瞼が開かれ、初めてダメージを与えられる。ダメージが蓄積されると眼球が徐々に赤く変化していく。暫くすると、またウィリアムの自我が戻り、上記の状態に戻る。倒すと、地下施設の床の底に転落して退散する。 とあるイベントムービーでは、シェリーを捕まえようとしていたアイアンズを襲って胚を植え付け、その後にシェリーにも胚を植え付ける。また、その後の別のムービーでは、クレアとシェリーを襲ったタイラントの体を強烈な爪による一撃で引き裂き、その過程で下記の第2形態に進化を遂げている。 全シナリオ共通で、警察署の地下施設で戦う。 G第2形態(G 2nd stage) 右半身を中心に更に体格や右腕やその爪が肥大化、新たなG生物の頭部が形成され始め、ウィリアムの頭部が押し退けられる、腹部脇腹辺りから新たな腕が形成され始める等、G生物独自の器官の生育が進行した状態。また、新たなG生物の頭部が形成された事でかつての頭部は機能を喪失したと同時に、ウィリアムとしての自我も失くなった。 第1形態よりも発達した右腕の爪による攻撃が主な武器となっている。普段は緩慢な動きしかしないが、上半身を仰け反らせた後に突進しつつ、大きく振りかぶって爪を振り下ろす攻撃を行う。 第1形態と違い、ただ攻撃でダメージを与えるだけでは膝をつくだけで倒すことができず、クレーンを機械で操作し、吊り下げられたコンテナをぶつけることで倒すことができる。また、1度目は壁に爪を突き刺して張り付き、復帰してくるため、2回ぶつける必要がある。 下記の第3形態との戦闘前のイベントムービーでも再登場し、クレアやレオンに迫るが、何れのルートでもアネットの攻撃により一度は倒れたが、それによって受けたダメージからの回復を図ったのと同時に第3形態に進化を遂げた。 全シナリオ共通で、下水道中層の浄水施設建設予定地で戦う。 G第3形態(G 3rd stage) 第2形態で形成され始めた頭部が完成、左腕の下で形成され始めていた腕も完成と同時に右肩に移動、それに伴い、元あった巨大な右腕が背中に移動した後、背中から新たな巨大な左腕が発達、形成されるなど、G生物としての進化が更に進行した状態。それとは逆にウィリアムの頭部は更に退化して体の一部に取り込まれており、顔の形が僅かに露見するだけとなった。 第2形態よりも発達した右腕に加え、新たに形成された左腕を駆使して3度交互に振り回した後、右腕を床に叩き付ける攻撃や、巨大な両腕で自身よりも大きな物体を持ち上げて投げ付ける等、格段に攻撃手段が増えている。 右の巨大な腕、左大腿部、背中の合計3か所に目玉があり、全て破壊すると一時的に行動不能となり、胸が開いて多数の目玉で構成された核が露出し、そこが弱点となっている。一定時間が経過すると核を隠し、3か所の目玉が復活し、再び活動を始める。ある程度ダメージを与えると、常に核が露出したままとなる。第1形態と同じくダメージが蓄積されると眼球が徐々に赤く変化していく。 なお、オリジナルでは元々あった両腕が翼のような巨大な腕と化し、副腕が元々の腕の大きさへ変化していたが、『RE:2』では右側のみオリジナルと同様で、左側は元々の腕は巨大化せず、背中に巨大な腕がいきなり生えてきている。倒すと胸部の核から黄色い体液を流しつつ倒れる。 全シナリオ共通で、NESTの生体培養槽で戦う。 G第4形態(G 4th stage) オリジナルと違い六足歩行をする獣型ではなく、第3形態が度重なるダメージからの回復を計るため、更に全体的に肥大化し、4本の腕が2本に統合され、巨大な口腔が形成された直立歩行を行う人型の姿となっている。腕や足には取り込んだ者の腕が露出している。また、腕や足が半ば骨から肉が剥離し、触手に変化しつつあるような形状になっており、隙間が多くなっている。 普段は二足歩行で、突進攻撃時と弱った時のみ四足歩行になる。弱点となる眼球が巨大になった口腔内に無数に存在しており、代わりに右肩にあった眼球と左大腿部、背中の眼球等が消滅している。 攻撃手段としては、第3形態と同じく両腕を振り回す攻撃と壁にへばりついて登った後に直上落下して体当たりをする攻撃、四足歩行の姿勢になった後に突進攻撃を仕掛ける。 目玉以外を攻撃してもダメージは与えられない。一定の数の目玉を破壊することで倒せる。倒すと左腕がもげた後、口腔内を数回破裂させて倒れる。 クレア編(1stと2nd両シナリオ)でのみ、NESTの列車ターンテーブルで戦う。1stシナリオではラスボス。 G第5形態(G 5th stage) 第4形態で受けたダメージを回復させようと周囲の死体を取り込みながら更に肉体を肥大化させ続けた結果、以前の原形すら留めない巨大な肉塊のような形状に変化した状態。腕や脚は触手に変化したため、肥大化した体を直接床に這わせて移動を行うようになる。列車を侵食させながら体を引きずって近づき、一定距離まで来ると口から弱点の巨大な目玉を露出させる。巨大な口で捕食行動を取る即死攻撃のみを仕掛けてくる以外は特に攻撃をしてこない。 レオン編・クレア編共に2ndシナリオでのみ、NEST脱出後の列車内で戦う。本作の真のラスボス。
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G-ウィルス系統
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「バイオハザード2」の記事における「G-ウィルス系統」の解説
G生物 ウィリアム・バーキンが開発した新型ウイルス「G-ウィルス」に感染して生まれたクリーチャーの総称。 それまでのT-ウイルスが感染した生物の身体能力、凶暴性の増大のみに対し、G-ウイルスは生物の遺伝子そのものに突然変異をもたらし、環境へ適応する形で全く別種の生命体へと進化させていく。さらに自らに近い遺伝子の生物を本能的に見分け、胚を植え付けることで自己複製による繁殖も可能。進化後の姿、性質は誰にも予測できず(ただし共通の特徴として、身体のどこかに赤く巨大な眼球が形成される)、どのような手段を用いてもコントロールすることはできない。作中では6つの形態を見せた。 なお、本作のシューティングゲーム版に相当する『DC』のシナリオ「滅びし街の記憶」及びリメイク作『RE:2』では、巨大な目玉が共通の弱点とされている。 「G」は、以下の6種類の形態で主人公と対峙する。G成体 後述のG-バーキンが人間に植え付けた胚が急成長して生まれたクリーチャー。 本来なら宿主の体組織をウイルスが生み出す「G細胞」で浸食して発生するところが、遺伝子が拒絶反応を起こしたため、体外へ飛び出して急成長するという過程を経て発現した。そのため手足の一部を除いては人間と似ても似つかぬ醜悪な肉塊のような姿となっている。移動速度は非常に遅いが丸太のような左腕で殴りかかり、口からはG幼体が次々と吐き出されて主人公にまとわりついてくる。生命力も高いがG-バーキンほどではなく、左腕に集中して攻撃し続けるともげてしまい、再生するまでその場でもがく。 G幼体 G成体の口から吐き出される幼体。 小さなカブトガニのような形状で、地を這いながら主人公に急接近し、足元から身体を這い上がって腰や首筋に攻撃を加える。体力も攻撃力もG成体より遥かに低いが、数体のG幼体に攻撃され続けていると、ラージ・ローチの場合と同様の死を迎えることとなる。なお、母体のG成体が不完全であるため繁殖能力は持っていない。
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