ESP関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 08:24 UTC 版)
超能力者(エスパー) 超能力を持つ人々。生まれた時から超能力を持つ先天的エスパーと、普通人が何らかの理由により超能力を発現させた後天的エスパーがいる。脳に超能力中枢があることは確認されているが、詳しい原理は現在まで説明されていない。脳機能がダメージを受けたり感情が制御できなかったりすると、暴走を引き起こしたり使用不能になる。能力については後述。 人間以外にも、実験で超能力を植えつけられた桃太郎や伊・九号のようなエスパー動物も存在し、フェザーや宇津美清司郎のように超能力者の思念が物に宿り、元能力者と同種の超能力を使用する例も見られる。 普通人(ノーマル) 超能力を持たない一般の人々のこと。世界社会の中枢はエスパーではなく普通人が運営している。様々な理由により、一時期エスパーを異質・毛嫌いする傾向が世界的に高まったため、バベルなどはエスパー擁護運動や差別を無くす運動を行っている。 現代ではリミッターの普及もあり両者は割と良好な関係を保っているが、「普通の人々」のような排斥団体も存在し、陰では未だエスパーを倦厭している人も多い。 ESPリミッター 超能力者が自ら装着している超能力を弱める機能を持った装置。普通人に疎外迫害されない様にという理由の他に、無意識の超能力使用による不慮の事故や暴走を抑え、超能力者を守る側面も持つ。形状はアクセサリー型が多い。しかし万全ではなく、超度を3弱めることが限度である。そのためチルドレンはこれを装着しても超度4までしか超度を弱められないが、数を持つことでほぼ0まで引き下げることは可能(兵部が実行)。また個人の念波に合わせて調整することで効率を10%程度上げられる。あくまで装着具の類であるため、ESP錠などの拘束型を除き、外してしまえば能力は回復するため、最終的に着用は個人の意思に任せられる。 チルドレン達が身に付けているESPリミッターは性質的には後述のESP錠に分類されており、皆本の指令をうけることでロックが外れ全能力が解禁される仕組みになっている(従来のリミッター同様、自分の意思で取り外しはできる)。後に他のESPの念波を一人に上乗せすることで出力を上げられるようパワーアップされた(ただし、パワーアップを受けた者は反動で少しの間超能力を使えない)。 ESP錠(ESPロック) 超能力者を拘束する場合などで使用する、超能力を阻害する手錠(通常の拘束具ではサイコキネシスやテレポート、ヒュプノで簡単に逃げられてしまう)。拘束具であるため鍵となる解除コードが個別に設定されており、外部からの接続解除は難しい。 ESPリミッター同様、ある程度以上の能力者を完全に止めることはできないが、外部電源を使用した強制遮断能力を有する物も存在する。 ECM 超能力対抗措置(Esp Counter Measure:イーエスピー カウンター メジャー)の略。人工的に強力なデジタル電波を発生させて超能力を無効化する装置。効果に比例して装置も巨大化するが、多数設置することで小型でも高威力を出せる。全方位型の他に指向性型もある。ECMの影響を回避する能力を持つ兵部には普通のECMは全く効かない。 中学生編では、皆本が対兵部専用のECMルームを作成したり、黒い幽霊も兵部用にチューンナップした強化型のECMの大量導入で対策するなどしており、大規模な設備が必要ではあるが、兵部もECMの効果に無敵とは言えなくなった。 ECM電子対抗手段(Electronic Counter Measures)をアレンジしたもの。 読みきり版では、エスパー能力を無効化してしまうエスパーである「アンチエスパー」が、ECMの代行となっていた。 ECCM 超能力対抗対抗措置(Esp Counter Counter Measure:イーエスピー カウンター カウンター メジャー)の略。「ECM中和装置」などと表記されることもある。ECM悪用対策に備えて開発された。ECM電波を相殺し超能力の妨害を解消する装置。皆本はチルドレンのリミッターに搭載していたが、エピソード『ギフト・オブ・チルドレン』以降の新型リミッターには搭載されていない。こちらも後に皆本の携帯電話に内蔵されるようになった。小型でも充分な能力を発揮するが電力消費が激しいため、バッテリータイプだと狭範囲かつ短時間しか使用することができないのが欠点。 読み切り版では、エスパー能力を無効化するアンチエスパーの能力を更に無効化する「アンチ・アンチ・エスパー」が、ECCMの代行となっており、水本(皆本)がこの能力者という設定だった。 レアメタル結晶 ザ・チルドレンのリミッターの心臓部などに使用されている物質で、ESP念波を記録、増幅する性質を持つ。トリプルブーストでの連携には不可欠。またエスパーの魂(残留思念)を宿すことがある。チルドレンの強制解放に使用されると、その結晶構造が変異することが確認されている。通常レアメタルという単語は希少金属全般を指すが、この作品内ではこの結晶のみを指すと思われる。 透視プロテクター 体表面の電位を乱すことで、透視されることや心を読まれることを妨害する小型の装置。ただし限度もあり、紫穂のような高超度エスパーが本気で読もうとした場合は防げない。 ESPキャンサー 「黒い幽霊」が人造エスパー研究の過程で開発した兵器。 エスパー刑務所 アニメ第8話によれば、正式名称はイーストエデン。犯罪を犯したエスパー達を収容する。島のありとあらゆる場所にECMがあり、全ての囚人にリミッターがつけられている。島への連絡はヘリポートだけ、入退場およびブロック移動の際には厳重なセキュリティチェックを行う。建物は耐ESP仕様で外壁はミサイルの直撃にも耐えられる。 変動確率 予知能力によって予知された未来を覆すことができる確率。超能力と同様に1-7の超度がある。その超度は未来の重さを表し、「変動確率超度7」の予知は「超度7」のエスパーにしか覆せない。
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