ABEMA(旧・AbemaTV)における大相撲中継
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史上初めて前相撲・序ノ口から実況つきでの配信となる。番組名は『大相撲LIVE』。プレスリリースでは「史上初の完全無料生配信」と銘打っているが、実際は前述の通り2011年技量審査場所から2013年11月場所までgoo大相撲およびUstreamでの無料配信が行われていたため誤りである。実況・解説はスポナビライブから継続している者が多い。ゲストは土・日曜日の幕内の時間帯に出演している。配信時間はSPORTSチャンネルで初日から12日目は8時00分、13日目・14日目は10時15分、千秋楽は9時35分に開始。2018年3月場所からは場所中に期間限定で大相撲チャンネルを開設して同様に配信、2021年3月場所までは同時配信以外の時間帯も幕内取組の録画や後述のダイジェストを流していた。番組上は複数の枠に区切られており、2019年9月現在は取組開始から16:00までが「序ノ口~十両」、16:00~17:20が「幕内」、17:20~19:00が「幕内クライマックス」となっている(千秋楽は幕内以降の開始時間がそれぞれ30分繰り上がる)。千秋楽では表彰式終了後の神送りの儀式まで中継される。放送上では番組間の区切りはなく、コメント数がリセットされるのみである。 番組タイトルについては、NHK同様「初場所」「名古屋場所」などの通称を用いているが、3月場所については「春場所」でなく地名の「大阪場所」を用いている。地方開催が中止になった2020年7、11月、2021年3月場所については漢数字を用いた正式名での表記となっている。 大相撲を見ていなかった女性、中高生を取り込むことを意識しており、相撲情報誌『TSUNA』の編集長監修のもと、幕内力士を力や技など5項目でレーダーチャート化。二つ名得意技を独自に設定し表示している(幕内までの取り組みでは身長体重などシンプルなもののみ)。また、力士たちへキャッチコピーを設定している。必要に応じて行司や呼び出しもプロフィール表示を行う。初日(場所の2日目以降の初勝利)が出た際には鼓を打つ効果音演出をしており、番組では未勝利力士の取り組みを「ポポンチャンス」と呼んでいる。 こうした演出が一部から好評を博している一方で、アナウンサーが「竜虎川上」を「竜虎 竜虎」、「舞蹴 修樹」を「舞蹴舞蹴」など、主に本名の下の名をそのまま四股名としている力士を個人の運営するデータベースサイト「相撲レファレンス」に掲載されている誤記を元に誤った四股名で紹介する、実際には血縁関係のない海猿を英乃海と翔猿の弟であるとする内容のテロップを表示する、呼出鶴太郎のプロフィールで「弟は同部屋の本多」と表示、常時表示される煽りテロップで小結の横綱戦勝利を金星と扱うなど、NHKの中継ではおおよそ考えられないようなミスも散見される。 2018年3月場所から「AbemaTV大相撲ダイジェスト」を流す。当初は30分枠だったが同年5月場所から11月場所までは15分に縮小。2019年1月場所は初日15分、2日目以降は10分に縮小。2021年5月場所からはAbemaNewsチャンネルのみ配信する。10分への縮小後は主要取組以外は結果のみの紹介となった。 2020年は5月場所が新型コロナウイルスの流行の影響で中止となったため、独自企画として「大相撲Abema場所」を制作。「記憶に残る名勝負100連発」と題して過去の名勝負を振り返るほか、三役力士へのリモートインタビューなども配信された。 2021年3月場所7日目から見逃し視聴がプレミアム会員限定となった。 2021年5月場所から大相撲チャンネル、SPORTSチャンネルは生配信のみとなり、全取組後の幕内取組の録画、ダイジェストは配信されなくなった。 2021年7月場所からタカラレーベン提供の表示がされるようになった。 2021年9月場所は大相撲チャンネルのみの生配信になる。
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