4ストロークディーゼル
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「三菱自動車のエンジン系列名」の記事における「4ストロークディーゼル」の解説
KE系(京都製作所製)KE/KE2 - 1949年に京都製作所が開発した初のディーゼルエンジン。KE5と名付けられた5,300ccの大型エンジンは、トラック・バス向けに搭載された。1955年には5,800ccに排気量を拡大したKE21、1957年にKE25が登場した。 KE31 - 1958年ウィリス・ジープ用エンジンの系列であるJH(ジャパンハリケーン)4エンジンをベースにKE2型の技術を投入して開発され、初期の三菱・ジープに搭載された直列4気筒2,199ccOHVエンジン。世界初のジープ用ディーゼルエンジンであり、日本初の小型高速ディーゼルエンジンでもあった。製造は鉄道車両用のKE2型ディーゼルエンジンを製造していた京都製作所が担当。 4DR系(三菱ふそう川崎製作所製)4DR - 水冷直列4気筒OHVディーゼルエンジン。2,384ccの4DR1から2,659ccの4DR5 / 4DR50 / 4DR51 / 4DR52 / 4DR6、2,835ccの4DR7まであり、キャンター、三菱・ジープ等に搭載された。京都製作所製のKE31に比して各部の剛性が高く、回転域も広いため高出力。1970年登場の4DR5エンジンは圧縮比21.5:1の渦流室式で、最大トルク22.5 kg·m(220.65 N·m)/2,000 rpm、最大出力100 PS(73.55 kW)/3,300 rpmを発生。4DR6エンジンは圧縮比17.5:1の直噴式で、最大トルク21.0 kg·m(205.94 N·m)/2,000 rpm、最大出力94 PS(69.14 kW)/3,500 rpmを発生させた。後に両者にはターボやインタークーラーも装備された。 4D系4DQ - 1960年代のキャンターに採用された小型ディーゼルエンジンで、国鉄の急行列車用優等客車(寝台車、1等車、郵政省所有の郵便車)と急行形気動車(1等車・郵便車)の冷房化改造時にその電源を賄う発電セット用として大量に採用された。現在は主にフォークリフトなどの産業機械に搭載されている。4DQ1(1,986 cc)、4DQ3(1,490 cc)、4DQ5(2,080 cc)、4DQ11(1,986 cc)、4DQ50(2,080 cc)等が存在。 4D3 - 4DR系ディーゼルエンジンの後継、及び乗用車用として開発されたOHVの小型ディーゼルエンジン。1978年に3,298 cc 90 PSの4D30型がキャンターに搭載されたのを皮切りに、直噴ディーゼルターボである4D31(3,298 cc 100 PS)、1985年には3,567 cc 110 PSの4D32が登場。その後も4D33(4,214 cc)、4D34(3,907 cc)、4D35(4,561 cc)、4D36(3,567 cc/4D32の改良版)とラインナップを拡大していき、現在でも三菱製小・中型トラックの主力エンジンであり続けている。また、建機・産業用エンジンとしての出荷数も多い。4D34T4はJASO規格のディーゼル機関潤滑油動弁系摩耗試験(JASO M354:1999)にも採用されていた。2000年代初頭には、4D34をベースにLPGエンジンに改造されたものがラインナップされた事もあった。 4D5 “アストロン”ディーゼル - 4G5系エンジンの派生系となるディーゼルエンジン。1986年に登場した2,500 ccエンジンは三菱の小型トラック・ピックアップトラック用エンジンとして世界的に非常に幅広く使用された。 4D6 “シリウス”ディーゼル - 4G6型エンジンの派生系であるディーゼルエンジン。主に小型車向け。自然吸気仕様とターボ仕様がある。4D65(1,795 cc)、4D68(1,998 cc)が存在。 4M系4M4 - 4D5型エンジンを更新するために新開発されたディーゼルエンジン。 4M5 - DOHC16バルブ、コモンレール式直接噴射システム、連続再生式DPFなどの採用で平成15年(新短期)排出ガス規制に適合。キャンターとローザに搭載された。排気量4,899 ccの4M50に続き、5,249 ccの4M51も後に登場。 4P系4P1 - 三菱ふそうがフィアット(フィアット・パワートレーン・テクノロジー(英語版))との合弁事業により開発した2,998 cc 150 PS(110 kW)のターボディーゼルエンジン。元はSofim(英語版)により製造されていたイヴェコ・F1Cエンジンをユーロ5排出ガス規制に適合するように改修したものである。高圧ピエゾインジェクターと、ブルーテック(英語版)尿素SCRシステムを搭載している。 4N系4N1 - 次世代のクリーンディーゼルエンジンとして、2009年に登場した新型エンジン。 4V系4V2 - 既存の4D3系を基にOHV動弁機構のまま1気筒あたり4バルブ化し、三菱ふそうトラック・バスが新たにファイターのGVW8t車と準中型免許対応のGVW7.5t車用に開発され、2018年に登場した新型直列4気筒OHV16バルブディーゼルエンジン。
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KE3/KE6 — KE36は1960年にKE31型ディーゼルをベースに製作された3,300cc直列6気筒OHVエンジン。三菱ふそう・ジュピター、三菱ふそう・ローザに搭載された。1963年にはKE36を3,500cc化したKE63も登場、三菱ふそう・ローザに搭載された。 6DR — 1970年代初頭にローザ等に搭載された4,000cc級中型エンジン。6DR5 / 6DR10 / 6DR50 / 6DR51(いずれも3,988cc)が存在した。 6DS — 三菱ふそう・エアロミディMK等に搭載された5,000cc級大型エンジン。6DS1(4,678cc)、 6DS3(5,103cc)、6DS5(4,978cc)、6DS7(5,430cc)、6DS10(4,678cc)などが存在した。 6D1 — 1974年に登場した中型トラック向けエンジン。 6D10(5,974cc)、6D11(6,754cc)、6D14(6,557cc)、6D15(6,919cc)、6D17(8,201cc)等が存在したが、現在は7,600ccの6D16のみ販売。 6D2 - 三菱自工時代の1970年代後半に登場。三菱ふそう・エアロスターなどに搭載。 6D3 — 4D3型直列4気筒ディーゼルをベースに直列6気筒化したもので、5,861ccの6D34のみ販売。 6M6,6M7 - 三菱ふそう分社化直前の1999年頃に登場。エアロスター(6M70)、三菱ふそう・エアロミディ(6M60,6M61)などに搭載。 6R系 - 三菱ふそうがダイムラーグループ内での“Heavy-Duty Engine Platform”(HDEP)をベースにしたエンジン。6R10 - OM471の三菱ふそう版。 6R20 - OM470の三菱ふそう版。 6S系 - “Heavy-Duty Engine Platform”(HDEP)の縮小版。6S10 - OM936の三菱ふそう版。
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8DC - 1970年代に登場。大型トラックや観光バスを中心に搭載。 8M2 - 1990年頃に登場。DC系エンジンよりも強力。U-代〜KL代の三菱ふそう・エアロキング、三菱ふそう・エアロクィーン、三菱ふそう・スーパーグレートを中心に搭載。
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10DC - 1972年頃に登場。18,608cc/375PSの強力なエンジンである。 10M2 - 1995年頃に登場。三菱ふそう・ザ・グレートおよび三菱ふそう・スーパーグレートのうちトラクタ系のみへ採用。
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