4チャンネルステレオ盤とは? わかりやすく解説

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4チャンネルステレオ盤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:03 UTC 版)

レコード」の記事における「4チャンネルステレオ盤」の解説

4チャンネルステレオ盤(別名、クワドラフォニック盤)には、互換性のない2方式広く知られるCD-4盤 日本ビクター開発したディスクリート4チャンネル方式原理的に4つチャンネル信号互いに完全に近い状態で分離させた記録再生が可能である。この方式では左右ごとの前後信号和にあたる可聴帯域成分と、前後チャンネル信号差分を非常に高い搬送周波数 (30kHz) でFM変調し信号、すなわち可聴帯域超える成分、とを重畳して2チャンネルの溝に刻むため、通常のステレオレコードよりもはるかに細かい音溝凹凸がある。再生対応する機器がある場合には専用の(シバタ針など、通常のステレオ再生用よりもはるかに小さ曲率半径をもつ)4チャンネル針を用いる。プレイヤー内部フォノイコライザー、デモジュレーターまでの配線は高い周波数対応する必要があるCD-4盤通常のモノラルステレオ再生装置でも再生出来ると販売されていたが、ソフトの破損や高い周波数によるノイズなどの問題がある。 SQマトリクス ソニー開発したマトリクス4チャンネル方式電気的にエンコードされた信号可聴帯域超えることなく2チャンネルの溝に刻まれるため溝そのもの細かさ従来ステレオレコードと特に変わりはなく、取り扱いについては2チャンネル用の再生針や装置再生して損傷リスクがないなど前述CD-4盤よりも再生装置機械部分電子回路必要性能が2チャンネル同等安く済む反面4つチャンネル相互とりわけ前後間の分離についてはCD-4盤比べて著しく不利である。 SQマトリクス盤は通常のモノラルステレオ再生装置でも問題無く再生出来る。また、デジタル化された音源であってもSQマトリクス対応の再生機器入力すれば4チャンネル再生出来る。また、コンピュータのソフトウェアでも4チャンネル分離が可能である。

※この「4チャンネルステレオ盤」の解説は、「レコード」の解説の一部です。
「4チャンネルステレオ盤」を含む「レコード」の記事については、「レコード」の概要を参照ください。

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