アウクスブルク (フリゲート・初代)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アウクスブルク (フリゲート・初代)の意味・解説 

アウクスブルク (フリゲート・初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/03 03:13 UTC 版)

アウクスブルク
経歴
運用者  ドイツ海軍
建造所 H.C.ストラッケン&ゾーン ハンブルク造船所
種別 フリゲート
クラス ケルン級
起工 1958年10月29日
進水 1959年8月15日
就役 1962年4月7日
退役 1988年3月30日
その後 ハンブルクにてスクラップとして解体
要目
排水量 2.969 t
全長 109.8m
全幅 11.2m
吃水 3.54m
機関 CODAG方式、2軸推進
Brown, Boveri & Cieガスタービン × 2基
MANV型16気筒 4ストロークディーゼル × 4基
出力 17,664kW(ガスタービンエンジン2基)
8,832kW(ディーゼルエンジン4基)
26,496kW(ガスタービン+ディーゼルの合計)
速力 34ノット(ガスタービン+ディーゼル)
28ノット(ガスタービンのみ)
23ノット(ディーゼルのみ)
航続距離 海里
乗員 210名 - 238名
兵装 Mle.53 100mm両用単装砲 × 2基
ブレダMod.58-II MDL 40mm連装機関砲 × 2基
ボフォースMod.58 40mm単装機関砲 × 2基
M/50 375mm対潜ロケット4連装発射機 × 2基
533mm魚雷発射管 × 4基
Mk44魚雷を発射する。)
レーダー 航法レーダー KH14/9
監視レーダー SGR105/04, SGR103/02
火器管制レーダー MV2/3Du, M4/1Du, M5/1Du, M9/3Du
ソナー CWE10 魚雷誘導ソナー
PAE1A 対潜ロケット照準ソナー
テンプレートを表示

アウクスブルクドイツ語: Augsburg, F 222)とは、西ドイツ海軍フリゲートであり、ケルン級フリゲートの3番艦である。

艦名はバイエルン州第3の都市であるアウクスブルク市に由来し、この名を冠するドイツ海軍艦艇としては2代目に相当する。

艦歴

「アウクスブルク」は、H.C.ストラッケン&ゾーン・ハンブルク造船所にて1958年10月29日に起工し、1959年8月15日の進水式には当時のアウクスブルク市長クラウス・ミュラー(Dr. Klaus Müller)とその妻アニー・ミュラー(Anny Müller)が出席し、アウクスブルクと命名された。

その後は艤装と試験航海を行った後の1962年4月7日に西ドイツ海軍に就役し、他の姉妹艦と共に第2護衛艦戦隊(2. Geleitgeschwader)に配備された[1]

「アウクスブルク」をはじめとするケルン級フリゲートはバルト海での作戦行動を前提に設計されており、米ソ全面戦争勃発時には、バルト海北海を通って北欧諸国への増援に向かうNATO軍輸送船団をソ連海軍およびワルシャワ条約機構加盟国(東ドイツとポーランド)海軍の潜水艦から護衛することになっていた。

「アウクスブルク」は就役後、北海やバルト海、北大西洋地中海におけるNATO軍の合同演習に多数参加してきたが、新型のブレーメン級フリゲートの建造と就役が進められたこともあって1987年10月1日に「アウクスブルク」の運用終了が決定され、1988年3月30日に退役した。

退役後の「アウクスブルク」の船体は、ヴィルヘルムスハーフェンの海軍工廠(Marinearsenal[2]に保管された後にVerwertungsunternehmen des Bundes(VEBGE)に売却され、1989年11月17日にハンブルクへ曳航され翌12月に解体された。

備考

  1. ^ 第2護衛艦戦隊の母港は、1958年2月1日の編成以来クックスハーフェンCuxhaven)に置かれていたが、1968年にヴィルヘルムスハーフェンに移転。
    第2護衛艦戦隊は1988年9月30日に解隊され、残存の「F224 リューベック」と「F225 ブラウンシュヴァイク」は翌10月1日に編成された第2フリゲート戦隊(2. Fregattengeschwader)に転属となった。
  2. ^ 海軍工廠は、連邦軍の兵器調達を担当する軍備範囲Rüstungsbereich)の管轄下にある。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アウクスブルク (フリゲート・初代)」の関連用語

アウクスブルク (フリゲート・初代)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アウクスブルク (フリゲート・初代)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアウクスブルク (フリゲート・初代) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS