V型16気筒とは? わかりやすく解説

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V型16気筒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/01 00:33 UTC 版)

V型16気筒(ブイがたじゅうろくきとう)とは、レシプロエンジン等のシリンダー配列形式のひとつ。16のシリンダーがV型に開かれ配置される。V16と略されることもある。

歴史

1936年式アウトウニオン・タイプCのV16エンジン

もともとはディーゼルエンジン向けに開発されたもので、船舶航空機鉄道車両などに採用されていた。

初めて乗用車向けのV型16気筒エンジンを開発したのはキャデラックである。7.4リッターの排気量で、最大出力は160馬力という性能だった。1930年に発表され、翌年に発売された「シリーズ452A」に搭載されている。

1934年には、フェルディナント・ポルシェアウトウニオンレーシングカー用に、バンク角45度の過給器付きエンジンを設計している。 かつてはフォーミュラ1カーのエンジンに採用されていたこともあった。

シリンダーブロックが巨大になるなど極端に実用性に欠けるため、市販車での搭載例は極めて少ない。

主な搭載車種

航空機用

鉄道車両

船舶用

IHI原動機が海上保安庁の巡視艇向けに高速ディーゼルエンジンである16V20FX(出力4000kW)を生産している。

関連項目




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