007=グレート・ブリテン
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「サイボーグ009の登場人物」の記事における「007=グレート・ブリテン」の解説
声 - 曽我町子/同左/肝付兼太(劇場版3作、ラジオ1作)/長島雄一(現:チョー)/吉野裕行/郷田ほづみ/佐藤せつじ、難波圭一(ラジオ2作)、小野坂昌也(2009年イベント)、中尾隆聖(ブンボーグ009) 概要 40代後半(新)45歳(平)。旧昭和版のみ9歳の子どもになっている(詳細は後述)。4月1日生まれ。 その名のとおりイギリス人(リバプール出身)。あだ名は「カメレオン」。新昭和版アニメでは「ブリテン」と姓で呼ばれる。海外で放映された平成版アニメの英語吹き替え版では、“G.B.”(ジービー)と変更されている。禿げ頭で矢印鼻のひょうきんな男。 改造までの経緯 元は英国王立演劇スクールを卒業した経歴を持つ超一流の舞台俳優だったが、酒で身を持ち崩して役者としても駄目になり、浮浪者同然になっていたところをブラックゴーストに目をつけられて拉致され、改造された。 新昭和版アニメでは、舞台のオーディションに落選して自信を喪失した際、役者のライバルでもある親友・ブラウンと山登りに行った時にブラウンが事故で転落、グレートが故意に落としたと誤解され周囲から白い目で見られるようになり、酒浸りになった。同じく役者仲間のランドルフ(声 - 増岡弘)の出演する舞台で、彼の代役をこなしたこともある。平成版アニメでは、役者としての栄達と引き換えに、最大の理解者でもあった恋人のソフィーを捨てた過去があり、その負い目から酒に逃げるようになった。こちらでは、自分たちを狙ったブラックゴーストの攻撃に巻き込まれて負傷した役者仲間のフィリップ(声 - 平田広明)の代役を務めた。 能力 でべそに仕込まれたスイッチを押すことで、自身の細胞の分子配列を変化させることができる。この機能により、他人はもちろん、消費財以外のあらゆるものに変身可能。部分的な変身もでき、変身したモノの能力も再現できる。特に、鳥に変身して空から偵察・尾行する場面が多い。巨人や小石などにも変身できるが、質量の変化については不明。細胞の分子配列変化を応用し透明人間の如く周囲の景色に完全に溶け込むこともできる。当初は戦闘服が能力に対応していなかったため、変身時には戦闘服を脱ぐ必要があったが、後に戦闘服を着たまま変身できるようになる。平成版アニメでは最初から戦闘服を着たまま変身できる設定に変えられた。 作戦行動時には、これらの変身能力と演技力で相手を翻弄する。特に諜報活動を得意とし、潜入調査から調略まで自在にこなす。原作でのネオ・ブラックゴースト総統との戦いでは、変身能力に加えて鏡を利用したトリックで総統を葬り去る大殊勲を挙げた。汎用性に優れ、あらゆる状況下において万能な活躍を見せるが、両手の自由を奪われるなど、スイッチを押せない状況では苦戦する。 旧昭和版アニメでは設定を子どもに変更され、変身時にへそのスイッチを押す描写はなくなった。しかし、変身能力やコメディリリーフ的な役割は変わらず、009や003と共に主役級のキャラクターとして描かれていた。その影響により、「年寄り扱いされるのを嫌い子供に改造してもらった」という設定で原作でも子どもの姿で登場したことがある。 GOD'S WAR編 『GOD's WAR編』では、相手の体に乗り移り操る能力を得た。 非戦闘時 普段はイギリスで舞台に立ち、芸として変身能力を披露したり、日本で006=張々湖が経営する「中華飯店 張々湖」の共同オーナーとして働いたり(006=張々湖からは従業員扱いされている)している。一般人相手にサイボーグ能力を人助けの手段、あるいは舞台での早変わり芸として披露することが最も多く、その時は変装と偽っている。 性格 ゼロゼロナンバーのムードメーカーで、006=張々湖と共に場を和ませるギャグメーカー。緊迫した状況下で連発される彼の変身能力を交えたボケは仲間に受け流されることも少なくない。最も感情を豊かに表すが、本来の性格はペシミストで、シェイクスピア劇のような台詞回しを好んで使い、厭世的な句を吟じ事件に対し痛切な批判をする一方で、好んで道化を演じている節もある。普段、賑やかにおどけていることが多いだけに、時折見せるシリアスな一面はより一層強い印象を残す。作中、自分の腹がたるんでいるのを気にするシーンがいくつか見られる。 006=張々湖とは良いコンビで互いを人生の友と認める仲。一方でチームワークを何よりも大切にする面もあり、004=ハインリヒが002=ジェットと仲違いをし出て行った際には自ら002=ジェットに変装し、004=ハインリヒが戻ってくるよう取り計らった(第7期『サイボーグ戦士、誰がために戦う!編』)。自分の能力を使えば誰にでも変身することができるため、その能力を使って美青年に変身し女性を口説いたことがあったが、その恋が悲劇的に終わったことにより、私生活で別人になることはやめている(第7期『変身編』)。原作と平成版アニメでは親友に探検隊を率いるバン・アレン卿(声 - 川久保潔)がいる(『黄金ピラミッド編』)。 その他 「007」が「諜報活動」に優れた「イギリス人」という設定はジェームズ・ボンドへのオマージュ。
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007 / グレート・ブリテン
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「2012 009 conclusion GOD'S WAR」の記事における「007 / グレート・ブリテン」の解説
そこそこ名の売れた舞台俳優であったが、酒におぼれるうちに芸が鈍っていったところをC・A・Pの手のもの拉致され、あらゆる環境にどこまで対応できるかと細胞配列を変化させる実験を繰り返されたことでどんな物体にも変身できるサイボーグにされてしまう。
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