黒武術一派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 10:12 UTC 版)
「THE MOMOTAROH」の記事における「黒武術一派」の解説
室町時代に成立した武術の一派、日本には珍しく「蹴り」を主体としている他、柔術などあるゆる格闘技の要素を取り込んでいる。暗殺を専門として歴史の影で暗躍してきた。 影幻 春架(えいげん はるか) 現代の黒武術の伝承者で、師範代。身長188cm/体重95kg。11月7日生(24歳)、A型。 ナルシストで太陽のように明るい「春架」とクールだがどんよりとした暗い性格の「影幻」状態の二つの状態を持つ二重人格者。また暗い状態の時に性格のことを言われるとさらに暗くなり、ペットのベムスターというハムスターとこっくりさんを始めてしまう癖がある。 過去、モモタロウとの野試合で敗れ、顔面に大きな傷を負ってからは「影幻」状態が主となり、モモタロウに復讐を誓う。敗北の原因がモモ・マスクにあると考え、太平プロレスに忍び込んで銀綾地の反物を盗み、名工・左源五郎と、その娘ちよを誘拐し、自分専用のモモマスクである「ブラック・モモ・マスク」を作らせて、そのマスクを被り「ブラック・モモタロウ」を名乗って、自らが本当の桃太郎の子孫であると偽り、モモタロウおよび太平プロレスに勝負を挑んだ。 モモタロウとの対戦ではブラック・モモマスクの助力もあって終始モモタロウを圧倒し、モモマスクを再起不能としてあと一歩でモモタロウの素顔を見せる所まで追い込んだが、ニュー・モモ・マスクをつけたモモタロウの前に敗れ、「モモマスクが似合うのはお前だけだ」とブラック・モモ・マスクをモモタロウに返して消える。 その後のレスラーの祭典「アース・クラッシュ・トーナメント」にて、七尺兄弟を救うためにモモタロウの、新モモ・スペシャルの特訓に協力。試合中に彼が見せた月の輪蹴りによって新モモスペシャル「ストライク・スリー」完成となる。 またモモタロウに敗れた以後は、「春架」状態と「影幻」状態が混在する状態となり、太陽の日を浴びると明るい春架ちゃん化して踊り出すという困った癖が身に付いてしまった。名前の由来は実在のいぶし銀レスラー永源遙より。 戦法は黒武術伝統の「蹴り」を主体にした打撃中心。得意技は節影乃矢、啄木鳥蹴り、あん馬蹴り、ダークネス・アロー、ブラック・エンドなど。ブラック・モモタロウ 影幻春架がブラック・モモ・マスクを被った姿。真の桃太郎の子孫を自称する。ブラック・モモ・マスクの神通力と黒武術の技で終始モモタロウを圧倒し、必殺技のブラック・エンドでモモタロウのモモマスクを切り裂くなど、かつてないほどモモタロウを窮地に追い込んだが、ニュー・モモ・マスクを着けたモモタロウに敗れる。ブラックもんがー ブラック・モモタロウが変化した状態。その名の通り「黒いもんがー」で、黒のレオタードを着ている。もんがーダンスの威力ではモモタロウのもんがーを上回り、目から怪光線を出すこともできる。もんがーを苦しめるが、ニュー・モモ・マスクを着けたもんがーの「ジェット・モンガロン・轢き逃げアタック」に破れる。 黒木 麗羅(くろき れいら) 黒武術の副将的存在で、スタイルのいい美人のお姉さん。影幻以外の黒武術の人間からは「アネさん」と呼ばれている。影幻の回想などにも登場し、彼との付き合いは長い。性格はかなりきつめでややサディストの気がある。太平プロレスと黒武術との対抗戦では、黒潮丸、栗五郎と組んで出場、三郎太・猿田彦・牛馬鹿丸と戦う。若い女性格闘家である上に、リングコスチュームはわざわざハイレグレオタードだったことから、まだ思春期の三郎太には非常に組し難かったようである。黒武術内では「締め技のレイラ」と称されているといい、三郎太には足を使った変形三角絞めをかけていた。普段は料理もするなど家庭的なところもある。 大波 黒潮丸(おおなみ くろしおまる) 黒武術の一員、太平プロレスとの対抗戦で、初戦で出場。小学生のような小柄な体格でパンチパーマのオッサン面というアンバランスな容姿。いかつい顔の割りに実は三郎太と同い年の17歳。子供の頃、親に、少しずつ石が入ったメシを食わされたため「黒武術一の石頭」を称し、猿田彦を必殺技の「黒潮流星弾」で倒すも、同時に猿田彦に殴られて相撃ちとなる。趣味は読書で、邪魔をされると怒る。 ドン・栗五郎(-くりごろう) 太平プロレスとの対抗戦の初戦に出場。通称「ドングリ君」。巨漢のイガグリ頭に柔道着を着ている。柔術に長けており、柔道の技を応用した投げ技を得意とする。実力は外見にそぐわずなかなかの物があり、たとえ投げられても猫のように(それ以上に)回転し着地できる。フィニッシュ・ホールドは「どんぐり地獄落し」。激戦の末に三郎太を破った。なお、長台詞は台本がないと喋れない。 納豆丸(なっとうまる) 黒武術の開祖でご先祖ちゃんの幼なじみ。語尾に「〜デシ」を着けるのが癖。だぶだぶの黒い鎧姿に「豆」と書かれたハチマキをかけて、いつも鼻水を垂らしている。 ご先祖ちゃんと同郷で、村ではひねくれ者の悪ガキだった。鬼退治の手柄を我が物にしようと、村を出発したご先祖ちゃんを襲うも失敗し、その後村から袋叩きにされて島流しの刑に合い、流された島でご先祖ちゃんへの恨みから黒武術を生み出した。 現代ではブラック・モモ・マスクに吸い込まれたご先祖ちゃんと再会、復讐を果たすべく勝負を行い、一時はご先祖ちゃんを苦しめるも牛バカの助力を得たご先祖ちゃんに敗れる。この際、自らの後継者である歴代の黒武術伝承者に見限られ、襲撃されるという目に遭っている。その後は改心したらしく、銀綾地を届けるためにご先祖ちゃんを黒武術の蹴りで現代に送り返し、影幻との戦いでモモタロウに助言を行うなどもした。 作中の説明では、黒武術を生み出した後、自らを「鬼退治をした桃太郎」と偽り、時の将軍、足利義昭に売り込んだらしい。現代でも姿を現した時、観客に自らを「本当の桃太郎」と紹介するが、あまりのマヌケ面のために観客の誰一人すら騙せなかったばかりか、子孫の影幻にも先祖と信じてもらえなかった。 戦い方は刀以外にも黒武術の蹴りと鎖鎌、弓、槍などの様々な武器を組み合わせた戦法を取り、一度は桃紋羽織を破っている。 手の付けられない悪ガキでひねくれ者だがご先祖ちゃんのお爺ちゃんお婆ちゃんには世話になったこともあり、恩を感じている。なお、質問されると「その、とぉーりっ!」と言って鼻水を相手の眼前に突きつけるクセがある。
※この「黒武術一派」の解説は、「THE MOMOTAROH」の解説の一部です。
「黒武術一派」を含む「THE MOMOTAROH」の記事については、「THE MOMOTAROH」の概要を参照ください。
- 黒武術一派のページへのリンク