黒歴史の遺産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 04:06 UTC 版)
『∀ガンダム』の世界には、超古代文明によるオーバーテクノロジーとして「黒歴史の遺産」と呼ばれる種々の機器が登場する。最も代表的なものは「機械人形」と呼ばれる巨人のような兵器で、これは黒歴史とされる過去の時代においてモビルスーツ(MS)と呼ばれていた人型有人機動兵器である。これは遠い過去に月光蝶によって埋葬され、『∀ガンダム』の時代において「マウンテンサイクル」と呼ばれる場所からほぼそのままの状態で発掘された。機械人形以外にも、移動要塞や宇宙戦艦などといった大型の乗り物も発掘されている。これらは科学力がムーンレィスに比べて大きく遅れている地球の人々の貴重な戦力として活躍している。 黒歴史の遺産としては、「ボルジャーノン」と呼ばれる「ザク」や、「カプール」にそっくりな姿をした「カプル」など「宇宙世紀」と呼ばれた時代の兵器が数多く発掘されている。他にも「ズサ」に似ている「ズサン」も登場している。また宇宙世紀以外の時代についても、型式番号がネオジャパン製MAの命名規則に従っている「ウォドム」や型式番号の命名規則やコクピット構造が新連邦製の「ゴッゾー」などそれぞれの時代に使われた何らかのものに近いものが何らかの形で登場している。 そして月光蝶により過去の歴史を「黒歴史」として埋葬したとされている∀ガンダムとターンXの2機のMS、「黒歴史」時代から数千年以上に渡って地球軌道上に浮かび続ける軌道エレベータ「ザックトレーガー」など過去のガンダムシリーズにおいて描かれていない機器も「黒歴史の遺産」として登場している。
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