魔牢獄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 15:15 UTC 版)
「冒険王ビィトの登場人物」の記事における「魔牢獄」の解説
罪を犯したとされる魔人を収容した施設「魔牢獄」の獄長バウスと、それに従わされた囚人魔人や魔物。当初、魔牢獄の各房筆頭囚人魔人であるジェラ、アートロン、ストローガ、ハングは「魔牢獄第○房筆頭」と呼ばれるが、ジェラが死亡し、残る3名が魔牢獄の秘密を知りバウスに忠誠を誓ってからは、本来の異名で呼ばれることとなる。また、魔牢獄にはここに挙げた魔人以外にも多数の魔人が収容されているが、途中からまったく登場しなくなり、言及もされなくなる。 バウス 声 - 西凛太朗 魔牢獄獄長。囚人魔人の冥力を縛る拘束具を開閉する錠前と鍵をもつ。強力な冥撃と優れた格闘能力を兼ね備え、囚人魔人たちをたやすく捻じ伏せる実力の持ち主。全力で戦う際には両腕から刃がせり出す。「魔銃器グーランガ」と呼ばれる、岩や樹木などに弾を撃ち込むことにより、黒い魔物(グラウモンスター)を生み出す銃も所持しており、しばしば出撃する囚人魔人に貸し与える。この魔物は通常の個体を凌ぐ戦闘能力と天力に対する強い耐性を持ち、並の天撃や才牙で倒すことは難しい。 強大な力を持つリオンを手に入れて魔牢獄を起動させ、魔賓館を破壊しみずからが魔人の頂点に立つという野望を実現させようとするが、シャギーにより己の正体もまた囚人魔人たちと同じく、強化魔人を生み出す実験の過程で生まれた失敗作であることを明かされ、さらにビィト戦士団によって魔牢獄の中枢と砲台を破壊されたことでその野望は打ち砕かれる。その後、己のプライドを賭け、魔銃器グーランガの弾をみずからに撃ち込むことで魔人の肉体を捨ててビィトと戦い、敗れる。ハウリングドプレッシャー バウスの魔奥義。冥力を込めた拳で何度も殴りつけ、さらにその冥力を圧縮して大爆発を引き起こす。 憎悪の炎 ジェラ(ぞうおのほのお ジェラ) 声 - 三浦祥朗 魔牢獄第一房筆頭。火の冥撃を得意とし、全身から炎を放つ囚人魔人。つねに怒っており、囚人たちのなかでもとりわけ凶暴な性格。武器は三叉戟。緒戦でビィトによって顔に傷を付けられ、のちに復讐を挑むが、胸の拘束具を壊され巨大な炎の竜の姿となって暴走する。最後はビィトが放ったレイモンドの奥義「水破爆裂」によって水蒸気爆発を起こし、跡形もなく消え去る。 重鉄騎 アートロン(じゅうてっき アートロン) 声 - 楠大典 魔牢獄第二房筆頭。風の冥撃を得意とする囚人魔人。つねに「パッション」が不足している芸術家肌で、突然奇声を上げたり、戦闘中に絵を描きはじめたりといった奇行が目立つが、その身にまとっている鎧の装甲はきわめて重厚で、生半可な物理攻撃や天撃では傷ひとつつけられない。車輪として移動手段にも利用することができる巨大なバーベルを武器とする。魔牢獄の門前でイーブルと戦い一度は戦闘不能となるが、魔牢獄に乗り込んだビィトとキッスの前に現れ、戦いを挑む。最後はビィトがイーブルから受け継いだ奥義「風牙一閃」により拘束具ごと胸を撃ち抜かれ、爆死する。 千の腕 ストローガ(せんのうで ストローガ) 声 - 竹本英史 魔牢獄第三房筆頭。雷の冥撃を得意とする囚人魔人。おもな武器は手足に仕込まれた刃だが、体内にも無数の刃が仕込まれており、斬られても即座に別の刃を生やす。雷の力を吸収すると力が増す。ふだんは比較的冷静だが血の匂いを好み、笑い声を上げながら執拗に敵を攻め立てる。魔牢獄内部でビィト・キッス組と戦い、ビィトが土壇場で放ったグリファスの奥義「業火烈断」により、拘束具ごと両断されて爆死する。 死の強奪者 ハング(しのごうだつしゃ ハング) 声 - 一条和矢 魔牢獄第四房筆頭。水の冥撃を得意とする囚人魔人。魔人すら喰らう食欲の持ち主。液体状の体を持ち、物理攻撃は受け付けず、氷漬けにされて砕かれたり、蒸発させられても死ぬことはない。気体になったときにはそれを吸い込んだ人間を支配し操作することも可能。巨大なトンファー状の刃が武器だが、あまり使うことはない。出撃するたびにミルファと戦い、魔牢獄前の決戦においてもポアラ・ミルファ組と交戦する。液化能力で苦戦を強いるが、トトが持っていた片栗粉によって能力を封じられ、ポアラのバーストエンドによって拘束具ごと燃やし尽くされる。 史上最弱魔人 ニャンジャマー(しじょうさいじゃくヴァンデル ニャンジャマー) 声 - 小野坂昌也 魔牢獄に収容されている、太ったネコのような外見を持つ囚人魔人。その冥力はきわめて低く、門にも気づかれない。あまりにも弱すぎるため、魔人の根絶を目指すビィト戦士団にも見逃される。拘束具を着けられているが、外しても自爆に至らずわずかに力が上昇するだけで、魔牢獄起動をもくろむバウスに侵入したビィトたちの足止めを任される。決戦後の魔牢獄崩壊からも生き延び、腹心魔物のチューバとともにシャンティーゴの支配を画策するが、ビィトの一睨みで退散する。 チューバ 声 - 雨蘭咲木子 ニャンジャマーの腹心魔物。種族は小さなネズミ型の魔物「ジャーマウス」。冴えない主人に苦労させられ、厳しい物言いもするが忠誠は誓っており、ほかのジャーマウスが愛想を尽かして逃げていくなか、見捨てることなく仕える。同種族のジャーマウスに顔が利くようで、協力を要請するときはチューバを通して行なわれるようである。
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