高見山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/01 01:26 UTC 版)
高見山 | |
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西北西から望む 東吉野村の平野地区から
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標高 | 1,248.4 m |
所在地 | 奈良県吉野郡東吉野村・ 三重県松阪市 |
位置 | 北緯34度25分43秒 東経136度05分19秒 / 北緯34.42861度 東経136.08861度座標: 北緯34度25分43秒 東経136度05分19秒 / 北緯34.42861度 東経136.08861度 |
山系 | 高見山地・台高山脈 |
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高見山(たかみさん、たかみやま)は、奈良県吉野郡東吉野村と三重県松阪市(旧飯南郡飯高町)との境界にある山である。標高は1,248.4m。
台高山脈の北端に位置しており、奈良県側の紀ノ川支流の高見川(平野川・杉谷川)と、三重県側の櫛田川の源頭になる。また、この山付近を中央構造線が通っている。関西では冬に霧氷や樹氷を見ることができる登山先として有名。昔は高角山、高水山などと呼ばれた。東西に長い山容のため、南北方向から見るとなだらかな山に見えるが、東西方向から見ると尖って見える。その事から「関西のマッターホルン」の異名を持つ。
歴史
神武天皇東征の際、櫛田川から大和へと入ったとする説があり、山頂にはここに上って四方を見たと謂われる「国見岩」や、道案内を務めた八咫烏を祀る高角神社がある。「我妹子を いざ見の山も高みかも 大和の見えぬ 国遠みかも」と万葉集に歌われた、「いざ見の山」がこの高見山ではないかと言われている。
その他
角界では高砂部屋の伝統的な四股名であり、明治以来5人の力士が高見山を名乗っているが、この山に由来するものではなく、偶然の一致[1]である。
関連画像
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西からの山容と国道166号線
脚注
関連項目
外部リンク
- 歩く・なら: 贅沢な眺望が楽しめる、近畿のマッターホルン・高見山 - 奈良県観光局
固有名詞の分類
- 高見山のページへのリンク