長期シリーズ化とは? わかりやすく解説

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長期シリーズ化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 00:43 UTC 版)

「ゲゲゲの鬼太郎」記事における「長期シリーズ化」の解説

連載アニメ終了後人気衰えず1971年昭和46年)に再びテレビアニメ化されたことに合わせて、『週刊少年サンデー』(小学館)で新作描かれた。今シリーズ鬼太郎は、砂かけ婆経営する妖怪アパートの住人として描かれ鬼太郎ファミリーメンバーこれまでよりも増えている。また、少年マガジン』でゲスト妖怪として登場していた猫娘設定は同様であるが、容姿微妙に違う猫子というキャラクターレギュラーとして登場させている。なお、当時小学館の『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』等の学習雑誌での連載加わり、7誌同時にそれぞれ別の鬼太郎作品発表していた。 『少年サンデー』版最終話では、鬼太郎ヤカンズル飲み込まれ7年出て来られないとして終わっているが、2年後1973年昭和48年)には『いんなあとりっぷ』(仏の世界社)で「鬼太郎ねずみ男」の連載が始まる。このシリーズ短期連載で終わるが、風刺色の強い作品でありオールカラーで描かれた。 翌1974年昭和49年)には描き下ろし長編死神大戦記』が学習研究社から「日本妖異シリーズとして上・下巻発行。『往生要集』を下にした作品であり、宮田雪脚色担当として参加している。今作は「その後ゲゲゲの鬼太郎」の続編として描かれ水木しげると共に鬼太郎地獄舞台にして妖怪と戦うストーリーである。 1976年昭和51年)には『週刊少年アクション』(双葉社)で「鬼太郎世界お化け旅行」の連載始まり鬼太郎ファミリー世界妖怪相手活躍する姿が描かれた。なお、今作鬼太郎野球帽被っている設定また、1976年から1977年昭和52年)に掛けては「鬼太郎悪魔くん」、「妖怪ロッキード」等の、単発読み切り作品幾つか発表された。 そして、1977年から1978年昭和53年)に掛けては『週刊実話』(日本ジャーナル出版)での連載が約1年半続く。同誌では3作品発表され1作目は「続ゲゲゲの鬼太郎」を連載高校生になった鬼太郎の話であり、これまでのチャンチャンコをやめて縞模様セーター着用している。鬼太郎シリーズの中では特に異色作であり、内容的に青年向け描かれている。当時の『週刊実話編集者によると、かつて子供人気支えた鬼太郎青年誌連載することには不安があったようであるが、「当時水木ファンたちは今や大学生社会人になっている。読者もきっと分かってくれるはずだ」と言う意見もあり、鬼太郎大人世界で活躍させることになったという。また、当時水木これまでのヒーロー的な鬼太郎からの脱却試みていた背景もあり、この話にかなり意欲的に取り組んでいる。しかし、後に水木は「鬼太郎セックス持ち込んだのは失敗だった。」と回想しており、『週刊実話2作目の「新ゲゲゲの鬼太郎 スポーツ時代」では軌道修正行っている。今作は、超能力奪われ鬼太郎相撲界活躍する相撲の巻」、墓の下高校の野球部入部した鬼太郎妖怪チーム甲子園目指す野球狂の巻」の2話構成され水木独特のスポーツ漫画である。そして、『週刊実話』3作目の「新ゲゲゲの鬼太郎」では再び軌道修正が行われ、かつての様な少年姿の鬼太郎妖怪と戦う姿が描かれている。また、SF要素加わったことで宇宙人との対決多くなり、青年向け描写控えめになっている。なお、1977年は『週刊実話』の連載同時期に漫画サンデー』(実業之日本社)で「ゲゲゲの鬼太郎 挑戦シリーズ」の連載始まっている。今作は「UFO秘密」、「太古の秘密」、「地上絵(ナスカ)の秘密」の3話構成で、『週刊実話同様に青年向け作品となっている。この時期鬼太郎シリーズ当時雑誌にて、総じて迷走してたように何処へ行く鬼太郎」などと特集されてもいた。 その後『週刊少年マガジン』での読み切り作品海坊主先生」を挟み1980年昭和55年)に『月刊DONDON』(日本ジャーナル出版)の短編漫画「大ボラ鬼太郎」を短期連載する。そして同年、『月刊少年ポピー』(少年画報社)で「雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎」の連載始まり、再び少年誌鬼太郎描かれる今作鬼太郎妹・雪姫メインにした作品であり、雪姫登場する唯一の作品である。不思議な力鬼太郎ピンチを救うなど徐々に成長する雪姫だったが、掲載誌廃刊により連載終わってしまう。

※この「長期シリーズ化」の解説は、「ゲゲゲの鬼太郎」の解説の一部です。
「長期シリーズ化」を含む「ゲゲゲの鬼太郎」の記事については、「ゲゲゲの鬼太郎」の概要を参照ください。

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