貿易品とは? わかりやすく解説

貿易品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 01:08 UTC 版)

南蛮貿易」の記事における「貿易品」の解説

ポルトガルは貿易品を大きく5種類分類して運んだ(1)中国から日本(2)日本から中国(3)中国からインド(4)インドから中国(5)東南アジア各地商品となる。 (1) 中国から日本生糸絹織物、金、陶磁器硝石生薬砂糖生糸白糸撚糸があった。生薬には大黄甘草山帰来があった。 (2) 日本から中国:銀が主力商品だった。その他に硫黄日本刀南蛮漆器螺鈿細工マグロなどの海産物、そして豊薩合戦九州平定捕虜となった日本人や、文禄・慶長の役捕虜となった朝鮮人奴隷がいた。運ばれ奴隷一説には50万人とも言われる[要出典]。 (3) 中国からインド生糸絹織物陶磁器、金、真鍮麝香生糸白糸のみだった。インド消費されるものと、インド経由ヨーロッパへ運ばれるものがあった。 (4) インドから中国:銀、葡萄酒オリーブ油インドからの銀は、スペインアメリカからヨーロッパへ運んだ銀が、さらにインド運ばれたものだった (5) 東南アジア各地産物沈香蘇木、錫、鉛、胡椒竜脳丁子ウコン鹿皮鮫皮など香辛料多かったこの他に、カボチャ・スイカ・トウモロコシ・ジャガイモ・パン・カステラ・タバコ・地球儀・めがね・軍鶏などが日本もたらされた。また、一般に輸出品としては扱われないが、長崎はじめとして牛、豚、パンなどが来航者の食用作られるようになり、船が出航する際にも塩漬けなどの形で積み込まれた。

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貿易品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 09:47 UTC 版)

マニラ・ガレオン」の記事における「貿易品」の解説

マニラ・ガレオン香料諸島香辛料中国東南アジア磁器象牙漆器、絹製品南米運んだ中でも中国産の絹織物多く割合占めたため、アカプルコ行きの船は「絹船」と呼ばれることもあったという。日本1638年鎖国するまでは、日本との貿易もあった。積荷アカプルコからメキシコ横断しカリブ海面したベラクルスまで陸送され、そこからスペイン王国インディアス艦隊積み込まれスペイン至った。この航路では、インド洋渡り喜望峰を回るという危険な行程避けることができた。喜望峰オランダ制海権にあったスペイン人は、メキシコ横断するよりも、パナマ地峡の方が遙かに陸路短距離で済むことを知っていた。彼らはパナマ地峡輸送路を整えようとしたが、うっそうと茂るジャングルマラリア阻まれた。 ヨーロッパで中国製品が珍重されたが、中国市場自給自足成立していた。中国求められ唯一のものが、サカテカスポトシ産出するアメリカの銀(洋銀メキシコ銀)だった。銀はアカプルコからマニラ運ばれマニラ行きの船を「銀船」と呼ぶこともあったという。新大陸の銀のおよそ1/3が、この航路中国運ばれたと考えられるまた、布教目的とした宣教師多く乗り込んでいた為、「ガレオン船は銀と宣教師運んでいる」とも喩えられた。マニラから太平洋渡ってアカプルコに着くまで、4ヶ月要したマニラ・ガレオンフィリピンメキシコ副王領首都メキシコシティとを結ぶ連絡経路中心だった。フィリピンスペイン人多くメキシコ流れをくみ、また実際フィリピンにおけるスペイン文化メキシコのそれに近い。メキシコ独立後も、米西戦争中を除いて貿易続けられた。マニラ・ガレオン3世紀近くにわたり太平洋行き来し財宝利益文化スペインもたらした

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