豊富幌延線・幌延留萌線
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運行区間 11 豊富羽幌線:羽幌ターミナル - 本社ターミナル - 初山別 - 初山別北原野 - 遠別営業所 - 天塩 - 幌延駅 - 幌延深地層研究センター前 - 豊富温泉 - 豊富駅 12・13 幌延留萌線:留萌市立病院 - 留萌駅前 - 留萌十字街 - 小平中央 - ゆったりかん入口 - 鬼鹿港町3区 - 上平 - 苫前上町 - 羽幌ターミナル - 本社ターミナル - 初山別 - 初山別北原野 - 遠別営業所 - 天塩 - 幌延駅 - 幌延深地層研究センター前( - 32 豊富幌延線と通し運行(12系統のみ)) 32 豊富幌延線:(12 幌延留萌線と通し運行 - )幌延深地層研究センター前 - 豊富温泉 - 豊富駅 13 快速幌延留萌線:留萌十字街 - 小平中央 - 鬼鹿港町3区 - 上平 - 苫前上町 - 羽幌ターミナル - 本社ターミナル - 初山別役場前 - 遠別営業所 - 天塩 - 幌延駅 - 幌延深地層研究センター前 14 初山別留萌線:留萌市立病院 - 留萌駅前 - 留萌十字街 - 小平中央 - ゆったりかん入口 - 鬼鹿港町3区 - 上平 - 苫前上町 - 羽幌ターミナル - 本社ターミナル - 初山別 - 初山別北原野 15 羽幌留萌線:留萌市立病院 - 留萌駅前 - 留萌十字街 - 小平中央 - ゆったりかん入口 - 鬼鹿港町3区 - 上平 - 苫前上町 - 本社ターミナル - 羽幌ターミナル 所要時間 留萌 - 幌延:快速便2時間59分、普通便3時間41分 幌延 - 豊富:19分 留萌 - 豊富:普通便4時間5分 概要 主として留萌市より小平町・苫前町・羽幌町・初山別村・遠別町・天塩町を経て幌延町までを結ぶ12・13 幌延留萌線と、幌延町と豊富町を結ぶ32 豊富幌延線からなる。かつては幌延で系統が分割されていたが、1992年に当時運行していた幌延豊富線と幌延留萌線を統合し、豊富留萌線という1つの長大な路線となった。その後、2019年8月1日のダイヤ改正で幌延深地層研究センター前で再度系統が分割された。同改正以降も豊富駅発着便は原則として同一車両で通し運行しているが、幌延深地層研究センター前到着時に運賃精算(フリーきっぷや定期券は提示)が必要になった(11 豊富羽幌線を除く)。なお、豊富駅 → 留萌市立病院間の通し運行(従来の豊富留萌線に相当)として考えた場合、停留所数は169で日本一となる。 かつては幌延駅 - 留萌十字街 - 旭川駅前を通し運行する快速幌延旭川線も運行していたが、冬期の遅れを考慮して系統としては2001年より留萌で分割されている。ただし、実際には快速幌延留萌線は留萌十字街より、快速留萌旭川線として旭川駅前まで運行する。幌延深地層研究センター前 - 旭川駅前の通し運行として考えた場合、留萌旭川線区間の北竜町・秩父別町・深川市・旭川市を加えて幌延町から旭川市までの3市9町村を結ぶことになる。全区間の運行距離は約222 kmとなり、前述した奈良交通の八木新宮特急バスを大幅に上回って日本最長となる。 一時は快速豊富旭川線(豊富駅 - 旭川駅前)や快速稚内旭川線(稚内駅前 - 旭川駅前)も運行されていた。 2015年10月1日の改正以前は、留萌小平線(留萌十字街 - ゆったりかん前、ゆったりかん施設前まで乗り入れ)も運行していた。また留萌市内の経路が豊富留萌線・初山別留萌線は船場町を、幌延留萌線・羽幌留萌線・留萌小平線は留萌市立病院を経由するように分かれていたものの、同改正をもって全便が留萌市立病院経由に統一された。 2018年10月1日の改正で普通便の留萌市内の運行経路を変更。起終点が留萌市立病院に変更され、南九条橋 - 留萌市立病院間では以下のように一方向のみの運行になった。 (幌延方面) → 南九条橋 → 東雲町2丁目 → サンライズ前 → 留萌市立病院、留萌市立病院 → 院外薬局前 → 南九条橋 → (幌延方面) 生活交通路線の確保のため、運賃収入では賄えない費用については国や北海道、運行地域の市町村からの補助金で賄われている。 使用車両 快速便は主に35 - 40人乗りの4列シート車両を使用。定員や仕様が異なる場合がある。 多くの便でトイレなしのバスで運行される。全区間通しの便は4時間弱を要するが、休憩時間は設けられていない。運転士に申し出れば各ターミナルにてトイレを利用できる。 その他 14 初山別留萌線は留萌方面のみ運行。また、15 羽幌留萌線のみ本社ターミナルと羽幌ターミナルの停車順が他の系統とは逆になっている。 快速幌延留萌線の幌延行は、幌延駅でJR北海道宗谷本線の特急列車「サロベツ3号」稚内行に接続する。 豊富駅行の1本は客貨混載便で、ヤマト運輸天塩センターから輸送されてきた宅急便を天塩で豊富留萌線の車両に積み替え、豊富駅でヤマト運輸の配送車に再度積み替えている。 路線沿革 1987年3月30日 - 国鉄羽幌線廃止代替バス運行開始。快速幌延旭川線も2往復運行開始。 1988年3月13日 - 遠別バスターミナル、羽幌ターミナル設置に伴う改正。「上平」「羽幌ターミナル」「遠別」を新設、「上平川尻」「遠別営業所」を廃止(快速便)。旧・羽幌ターミナルは「本社ターミナル」に改称。 1990年6月1日 - 大幅なダイヤ改正。快速幌延旭川線のうち1往復を豊富駅まで延長(快速豊富旭川線)。 1991年6月1日 - 「末広町」を新設(快速便)。 1992年3月30日 - 大幅なダイヤ改正。快速幌延旭川線の1往復を豊富駅まで延長。 快速豊富留萌線(豊富駅 - 留萌駅前)を新設。 「力昼」「豊岬」を新設(快速便)。 6月1日 - 10月31日までの期間限定で快速豊富留萌線を稚内駅前まで延長(快速稚内旭川線)。豊富駅 - 南駅前 - 稚内駅前 1994年4月8日 - 大幅なダイヤ改正。快速豊富留萌線廃止。 快速豊富旭川線1往復を快速留萌旭川線に振り替え。 2001年4月1日 - 大幅なダイヤ改正。快速豊富旭川線1往復を快速留萌旭川線に振り替えて廃止。 「遠別営業所」を新設(快速便)。 8月27日 - 快速留萌旭川線の上り1便の減便により、快速幌延旭川線1往復、快速別苅旭川線上り1便、快速留萌旭川線上り1便・下り2便へ。 2007年5月1日 - 「道立羽幌病院」を新設(快速便)。 10月1日 - 「春日町」を新設(快速便)。 2015年10月1日 - ダイヤ改正。留萌小平線を廃止。これに伴い「ゆったりかん前」停留所も廃止。 普通便の全便が留萌市立病院経由に統一。 2018年10月1日 - ダイヤ改正。普通便の留萌市内の運行経路を見直し、起終点を留萌市立病院に変更。 「東雲町1丁目」の乗降扱いを終了。また、豊富方面は「東雲町2丁目」「サンライズ前」、留萌方面は「院外薬局前」を非経由化。 「船場公園前」新設。これに加え、快速便では「元町」での乗降扱いも開始。 「道立羽幌病院」の停留所を病院の正面玄関前に移設。 2019年8月1日 - 大規模なダイヤ改正。豊富留萌線と幌延留萌線を統合し、豊富幌延線と幌延留萌線に再編。 快速幌延留萌線を幌延深地層研究センター前まで延伸。 試験的に系統番号を付与。 多数の停留所の名称を変更。 年間利用客数 当路線の各年の年間利用客数は以下の通りである。資料では「羽幌線」と表記されている。 年利用客数(人) 備考2006 133,058 2007 131,109 2008 127,483 2009 123,622 2010 120,647 2011 124,414 2012 114,125 2013 101,930 2014 89,573 2015 97,534
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