証拠とされているもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:57 UTC 版)
「ケムトレイル」の記事における「証拠とされているもの」の解説
.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}} エアバスA380の水で満たされたタンクは、離着陸時の排気量の違いによる乗客重量をシミュレートするためのものである。似たような写真が、ケムトレイル散布用の航空機が活動している様子であると言われることがある。 ボーイング747飛行試験機の試作機に搭載されたバラスト。 ケムトレイル陰謀論の信奉者は、通常の飛行機雲とケムトレイルは残留時間の長さによって区別でき、ケムトレイルは半日ほど残留するか、または巻雲のような形に変化すると主張している。信奉者は、1995年以降の飛行機雲はそれ以前とは異なる化学組成になっており、上空に長時間残留するようになったと主張している。また彼らは、第二次世界大戦時代に撮影された写真に写っている長く続いている飛行機雲の存在も認めていない。 信奉者は、ケムトレイルを何時間も持続する十字状・格子状、または平行な縞模様の雲として特徴づけており、最終的には混ざり合って大きな雲が形成されるとしている。信奉者は、飛行機雲の中に目視できる色のスペクトルが存在していること、一つの領域に飛行機雲が集中していること、あるいは普通ではない高度や場所を飛行している標識のない航空機または軍用機によって飛行機雲が残されていることを、ケムトレイルの目印と見ている。 飛行試験のために旅客機の乗客室に搭載された容器の写真は、エアロゾル散布システムが存在する証拠であると主張されている。実際には、容器はただのバラストであり、乗客や貨物の重量をシミュレートするために搭載されたものである。容器は水で満たされており、異なる位置にある重心を飛行中にテストするために、容器同士で水を移動できる。 元CIA職員で内部告発者のエドワード・スノーデンは、「ジョー・ローガン・エクスペリエンス」のインタビューで、(宇宙人と)ケムトレイルの証拠を求めてアメリカ政府のあらゆる機密情報を探し回ったと述べている。ウェブ配信に関するCNNの報告によると、彼は次のように述べている。「念の為に言っておきますが、ケムトレイルは存在しません。私はNSAとCIA、および軍のネットワークにアクセスしましたが、何も見つけられませんでした。」 ジム・マーズ(英語版)は、ケムトレイルの証拠であるとして、2007年にルイジアナ州のテレビ局が公表したレポートを引用している。そのレポートでは、ケムトレイルと疑われている格子状の飛行機雲の下の空気を測定した結果、米国政府が推奨している制限水準の3倍にあたる 6.8 ppm の危険なレベルのバリウムが含まれているとされた。しかし、その後に行われた映像の分析では、機器の使い方が間違っており、測定値を100倍して読み取っていたことが判明した。実際には、測定されたバリウムの値は通常のレベルであり、安全であった。 2014年5月には、霧の夜に着陸を行っている民間の旅客機がケムトレイルを放出しているとされた動画が話題になった。ディスカバリー・ニュースは、化学物質の放出とされているものは、霧の中を飛行しているために見える、通常の翼による気流の乱れであり、本当に何かが散布されているとすれば、翼の後ろに座っている乗客ははっきりと見ることができるため、すぐに発見されるだろうと指摘した。 2014年10月、イギリス人のクリス・ボビーは、ブエノスアイレスからロンドンに向かうフライト中にサンパウロへ緊急着陸することになった航空機が、機体重量を軽くするために燃料投棄を行っている様子を動画に撮影した。この動画はFacebook上で拡散し、300万回以上再生され、52,000以上のシェアを獲得し、ケムトレイルの証拠として引用された。後に彼は、この投稿はいたずらであったことを明らかにした。その結果、複数の陰謀論信奉者から激しい罵倒と脅迫を受けた。 信奉者によるいくつかの説明では、ケムトレイルの組成は、バリウムとアルミニウム塩、ポリマー繊維、トリウム、あるいは炭化ケイ素であるとされている。 ケムトレイル陰謀論の信奉者は、人工降雨計画の存在や地球工学の研究が行われていることを陰謀の証拠として解釈している。
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