設立と初期の歴史
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「ピーターズバーグ (バージニア州)」の記事における「設立と初期の歴史」の解説
1607年にイギリス人がバージニアに到着したとき、この地域はジョン・スミス船長の地図では「アパマタック」として示され、重要な種族であるポウハタン族が支配していた。この種族は戦いの首長である「コクォノサム」王とその姉妹である「オパソクィオナスク」女王によって治められていた。このアルゴンキン語族は後に現在のピーターズバーグ西縁でロホイック・クリークに町を形成した(正式にはロホウィックあるいはインディアンタウン・ラン)。 1646年、イギリス人は少し離れたアポマトックス川の南岸にヘンリー砦を建設した。エイブラハム・ウッド大佐がその後の時代にここから有名な遠征隊を数度派遣し、アパラチア山脈までの西方の各地を探検させた。 1675年頃のいずれかの時点で、その砦を指揮しインディアンと交易を行っていたピーター・ジョーンズが近くに「ピーターズポイント」と呼ばれる交易基地を開いた。1700年代初期からはこの地域にボーリング家も住んだ。1733年、ウィリアム・バード2世(同時にリッチモンドも設立した)がピーターズポイントで都市建設を計画し、「ピーターズバーグ」と改名することになった。バージニア植民地議会は1748年に正式にその市制を認めた。 アメリカ独立戦争の間の1781年に行われたピーターズバーグの戦いは、イギリス軍がバージニア支配を取り戻そうという試みの一部だった。これは成功しなかった。終戦後の1784年、近接するブランドフォードとポカホンタスの町が公式にピーターズバーグ市に合流した。 戦後の20年間で、独立のときの平等の夢に刺激された多くの奴隷所有者が、法的結婚以外で生まれた非嫡出子である者も含め奴隷を解放した。仕事ができることもあり、多くの自由有色人が成長を続けるピーターズバーグの社会に入ってきた。彼等は1774年に第一バプテスト教会、1797年にギルフィールド・バプテスト教会を設立し、これらは町で最古と二番目に古い黒人教会となり、国中でも最も古い部類に入る 。 ピーターズバーグ港は綿花、タバコおよび金属を加工し、その後にこの地域から輸送する為の商業の中心として有名になった。この町は州の産業の中心にもなった。 1813年には舗装道路が現れ始め、間もなくアポマトックス滝を迂回する運河が掘られた。次に町から四方八方に結ぶ鉄道線が造られた。19世紀半ばに輸送技術が発展し、ピーターズバーグは北はリッチモンドと、西はファームビルやリンチバーグと、南はノースカロライナ州ウェルドンと結ばれて鉄道中心として傑出した存在になった。最後の主要線は1858年に完成した東に向かうノーフォーク・アンド・ピーターズバーグ鉄道だった。 1851年、町にはガス灯が導入され、1857年までには新しい水道が造られた。これらすべての公共事業により、相当の大きさの産業がこの街に惹き付けられてきた。そのほとんどはタバコ製造業であったが、綿花や小麦粉の製粉および銀行なども成立した。
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設立と初期の歴史
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ウリッジ工廠は1512年に、イングランド王ヘンリー8世によって、彼の旗艦であり当時最大も軍艦だった、アンリ・グラサデューを建造するために設立された。この軍艦はオールドウリッジの大砲岸壁で建造され、この地区の西側は後にウリッジ工廠もしくは、ウリッジの王の工廠 (The King's Yard, Woolwich)として知られる。よく似たデットフォード工廠と同じように、ウリッジ工廠もグリニッジの王宮に近く、都合の良いテムズ川南岸を選んで設立されたと推測されている。工廠は1540年に、より東の現在の位置に移動され、2つの乾ドックが操業の中心となった。 帆船時代になると工廠は、建造用の屋根付き船台、デリック、製材所、原図場、多数の倉庫 (1693年に建てられた広大なグレート・ストアハウスを含む)といった施設を備え、後年には錨や鉄製部品を作成する金属加工工場も建てられた。2つの乾ドックは何度か建て直されたが、最初に建て直しが行われたのは17世紀初頭だった。その際西側のドックは拡張され、2隻の船を端から端まで収容できた。
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