菌床栽培とは? わかりやすく解説

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きんしょう‐さいばい〔キンシヤウ‐〕【菌床栽培】

読み方:きんしょうさいばい

キノコ栽培方法一つおが屑栄養源加えて固めた培地菌床)にキノコ種菌植え付け空調設備などの整った施設内で3か月ほど育てる。→原木栽培


菌床栽培

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 09:18 UTC 版)

菌床栽培(きんしょうさいばい)とは、菌床(オガクズなどの木質基材に米糠などの栄養源を混ぜた人工培地)でキノコ栽培する方法である[1][2]。本稿では子実体を食用または薬用とするために日本国内で商業生産されるキノコに関し記述する。


  1. ^ なお、シイタケの「菌床栽培」について、日本では「しいたけ品質表示基準」(平成18年6月30日農林水産省告示第908号)第2条によって「おが屑にふすま、ぬか類、水等を混合してブロック状、円筒状等に固めた培地に種菌を植え付ける栽培方法」と定義されている。
  2. ^ きのこの栽培方法 1-2 菌床栽培特許庁
  3. ^ キノコ栽培の父 森本彦三郎千葉菌類談話会
  4. ^ 奈良のキノコ ―Mushrooms & Toadstools of Nara Pref.―奈良教育大学
  5. ^ 長野県のきのこ生産額は日本一 きのこのビン栽培は長野市松代町が発祥 2006/10 長野県ALPSネット(長野県庁)
  6. ^ ほだ木と害菌 菌寄生菌類 鳥取県 菌興椎茸協同組合
  7. ^ 除間伐材利用による有用きのこ類の栽培試験 林試だよりNo.24-3大分県林業試験場
  8. ^ マイタケ菌床栽培における培地基材の検討北海道立林産試験場
  9. ^ 林業にいがた 2000年12月号 ナメコ菌床栽培の培地基材について 新潟県
  10. ^ 食用菌栽培における鋸屑の利用北海道立林産試験場
  11. ^ 「キノコ類の生産と経営」、農耕と園芸 60巻 7号、2005年7月1日、福井陸夫著、株式会社誠文堂新光社発行、一般的なキノコ別培地基材
  12. ^ 積年の懸念を「義務化」で解消、フェアな市場形成に期待感『林政ニュース』2022年(令和4年)4月20日第675号 p5 日本林業調査会
  13. ^ ナメコ菌床栽培における貝化石、カキ殻添加による増収効果 2005 林業にいがた新潟県森林研究所


「菌床栽培」の続きの解説一覧

菌床栽培

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 05:58 UTC 版)

栽培キット」の記事における「菌床栽培」の解説

おがくずやふすま・栄養体などで固めた人工的な培地にきのこの菌種埋め込んだものを菌床といい、この菌床培養させて発芽させる方法原木栽培比べて発芽から収穫までが早く育てやすい。 主にきくらげしいたけ・しめじなど。 スーパーマーケットなどで見かけるきのこはおおむね栽培キット存在しており、自分育てたきのこを料理使いたい人に人気である。 菌床栽培の栽培キットがあるきのこは以下のとおりきくらげ - 2018年ごろから栄養価が高いとブームになっているきのこだが、きのこと認識されていない場合も多い。ビタミンD食物繊維が豊富で、美肌効果ダイエット効果があるとも言われている。温度湿度保てば1年中育てられるのが特徴しいたけ - きのこの中で日本の食卓にはなじみが深い食材さまざまな料理使いやすく、うまみのある出汁が出る。 ぶなしめじ - ブナカエデ等の広葉樹枯れ木発生しおがくず培地で菌床栽培されていて、まろやかなだしが出る。 なめこ - 食用味噌汁やそばの具、おひたし炒め物はじめとして料理多用される。傘の開ききっていない小さなものはツルツルとした喉越し楽しめるまいたけ - 旨み強く、また歯切れ良く基本的に生食以外ほとんどの調理法おいしく食べられる炒め物鍋料理天ぷらなどによく利用されるヒラタケ - 味にも香りにも癖がなく、汁物鍋物炊き込みごはん天ぷら、うどんなどさまざまな料理利用でき、また加工食品にも用いられるエリンギ - 歯ごたえ良く食感マツタケ加熱したアワビによく似るとされている。

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菌床栽培

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/09 18:03 UTC 版)

アラゲキクラゲ」の記事における「菌床栽培」の解説

広葉樹の木粉に、栄養材として小麦のふすま・砂糖大豆粉コメ糠・バガスサトウキビ搾りかす)、さらにpH調節のために、石膏や過リン酸カルシウムなどを適宜に加える。1970年代にライムケーキ(テンサイ搾りかす)を使用する研究が行われたが実用化には至っていない。

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菌床栽培

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/30 12:31 UTC 版)

マイタケ」の記事における「菌床栽培」の解説

「袋栽培」「ビン栽培各々適した品種がある。広葉樹オガクズ原料とするが、菌糸伸長阻害物質除去するため、加水堆積施してから使用する場合もある。シイタケホダ木のオガコ、コーンコブミール、ビールのしぼり粕など食品副産物利用する栄養源は、コーンブラン(トウモロコシ胚芽取り除いた後に残った部分)、フスマ乾燥オカラジュースしぼり滓ハトムギなどが配合される。栽培滅菌及び空調管理されクリーンルーム行われる含水率64%前後調整栽培容器通気性考慮しつつ堅く充填し滅菌冷却後に清浄度保たれ環境種菌接種培養室は24前後湿度65%前後暗黒この際呼吸による培地温度二酸化炭素濃度変化注意し管理する。 35-40日が経過して菌糸体蔓延後、点灯により原基形成促す原基凹凸形成され子実体発生が近い物から、17前後湿度90%程度発生室に移動して子実体生育させる育成環境に関する多くの項目は、使用原料生育者、菌株により異なり特許実用新案成立している。

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菌床栽培

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/13 03:06 UTC 版)

クリタケ」の記事における「菌床栽培」の解説

広葉樹オガクズ使用する方法各地林業試験場などが試しているが、商業生産出来レベルはなっていない。

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菌床栽培

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 06:56 UTC 版)

キノコ栽培」の記事における「菌床栽培」の解説

詳細は「菌床栽培」を参照 菌床栽培は、オガクズ米糠などの栄養源混ぜた人工培地栽培する方法で、1886年和歌山県生まれ森本彦三郎が17年間の渡米生活でマッシュルーム栽培最新知識技術を身につけ、マッシュルーム栽培事業軌道乗せた後、研究重ねおがくず人工栽培法」を考案エノキタケビン栽培法1931年長野県松代町現在の長野市松代)で屋代中学現在の屋代高校)の校長長谷川五作指導始められ1950年頃には地域重要な産業にまで育ち全国広まった。現在では、空調管理され室内でシイタケ・ヒラタケ・マイタケ・エリンギ・ナメコなどもこの方法で生産される原木栽培同じく針葉樹オガクズ利用した栽培技術開発進んでいる。種菌接種から収穫までの期間は5-20程度で、一度収穫した後の菌床再使用できず廃棄される室内栽培であるため、害虫や有害などの外部環境の影響を受けにくい環境作り出すことが容易で、安定した収量品質周年収穫可能になる反面菌の種類ごとに最適な生育条件人為的に作り出すために「冬は暖房」「夏は冷房」と多くエネルギーを必要とし、コスト高くなる傾向がある。収穫した製品の味・歯ざわり外観などは、キノコ種類によっては「天然」ものや「原木栽培」ものにやや劣るとも言われるが、ヒラタケ・エノキタケ・マイタケをこの方式で栽培した場合には、価格抑えられるとともに人工栽培特有の形状味覚とが得られ天然のものにはない優位点として評価される

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