組織・政治体制(リメイクアニメ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 14:02 UTC 版)
「ガミラス帝国」の記事における「組織・政治体制(リメイクアニメ)」の解説
『2199』における組織構造は、おおよそは第二次世界大戦時の軍事国家体制をモチーフにしている。旧作同様、アベルト・デスラーを総統として仰ぐ独裁政治体制である。 独裁体制はデスラーの圧倒的カリスマによって成り立っている部分も多く、国民や一般軍人の多くは旧作同様に総統を慕い帝国に絶対の忠誠を誓っている。上層部は旧作と違い政治的思惑がかなり交錯しており、一枚岩とは言いがたい状態となっている。特に、大ガミラス帝星への改称以降、貴族制度の撤廃と上述の被征服民族の同化政策が行われたが、それを快く思わない貴族出身者や純血主義者もおり、実際に劇中では貴族の家柄でなおかつ純血主義者のゼーリックがクーデターを画策している。また、親衛隊などによる苛烈な弾圧により、一等、二等問わず現体制に不満を抱く国民もいる。さらに、過剰な版図拡大政策による人員不足で、ガミロイド兵なしでは領土を維持できなくなっており、国家としての基盤は弱くなっている。 旧作とは異なり文官がはっきりと存在しており、制服は対点線を共通として、旧作での緑基調のほか、青基調・茶色基調・黄色基調・クリーム色基調などがある。また、制服は階級によっても若干形状が異なっている。 旧作同様、右腕を真横に伸ばして肘を真上に曲げ、掌を正面に向けた状態で開く、ガミラス式の敬礼が存在する。この敬礼は軍人以外も行う模様で、『2199』第8話では文官のヒスがデスラーに対して行っている。 軍事面以外は副総統であるヒスが統括しており、下位にヴェルテ・タランの軍需省や国防総省、セレステラの宣伝情報省などがある。各植民惑星も支配統治省の管轄だが、暴動の鎮圧などには親衛隊が出動している。 国軍として、「帝星国防軍」が存在している。規模は非常に大きく、艦艇はバラン星の観艦式に参加したものだけで1万隻を超える。旧作同様地球以外の勢力とも交戦しており、外宇宙から侵攻してきた勢力に対する防衛行動なども取っている。旧作では将官は「将軍」として一括りにされ、将校や司令官と兵卒の違いは外見や役職によって区別できたが、本作では階級が細分化されている。 総統直属の準軍事組織として「デスラー親衛隊」が存在している。大ガミラス帝星建国の際に創設され、ギムレーが長官に就任してからは、独自の艦隊戦力である「航宙親衛艦隊」を組織し、軍事面でも急成長を遂げている。傘下の秘密警察を使って、反体制派と見なした者への苛烈な弾圧も辞さず、他の軍人や国民からは忌み嫌われている。親衛隊員は灰色基調の軍服を着用しており、一般隊員は旧作の幕僚をベースにした服装をしている。隊員はごく一部を除いて思想・能力ともに優れた人物を幹部・一般兵などのランクごとのモデルに分けたクローン兵である。また、宣伝情報省と連動して「デスラー少年団」や「ガミラス少女同盟」といった団体も創設しており、帝星臣民の子供達へのガミラス主義の浸透と、将来の青年隊員の育成を行っている。
※この「組織・政治体制(リメイクアニメ)」の解説は、「ガミラス帝国」の解説の一部です。
「組織・政治体制(リメイクアニメ)」を含む「ガミラス帝国」の記事については、「ガミラス帝国」の概要を参照ください。
組織・政治体制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 22:50 UTC 版)
デスラー総統を指導者に戴く軍事独裁国家である。総統を補佐する副総統にはヒスがおり、主に内政や各戦線司令官との連絡を担当する。総統の権力は絶大で、駄洒落を発した将軍を「ガミラスに下品な男は不要だ」と処刑(『ヤマト』第11話)、ドメル将軍については軍法会議により死刑の判決が下されていたが、ヤマトに対抗できる将軍が他にいないという理由で判決を破棄(『ヤマト』第21話)、ヤマトとの和平交渉を進言したヒスを射殺(『ヤマト』第24話)するなどしている。 ガミラスでは財政や外交を担当する組織(『ヤマト』第16話に登場する、惑星第8タックス部)にも軍人が従事しており、文官に相当するキャラクターは登場しない。 劇中には登場しないが、設定上は総統直属の親衛隊が存在しており、ヤマト撃滅に手間取るシュルツは、デスラーの「親衛隊を送ろうか」のセリフに怯える描写がある(『ヤマト』第9話)。
※この「組織・政治体制」の解説は、「ガミラス帝国」の解説の一部です。
「組織・政治体制」を含む「ガミラス帝国」の記事については、「ガミラス帝国」の概要を参照ください。
- 組織政治体制のページへのリンク