箒

デジタル大辞泉

は‐はき【^×箒／^×帚】

読み方：ははき

《「羽掃き」の意で、古く鳥の羽毛を用いたところからという》ほうき。

「庭はくとて、—を持ちて」〈かげろふ・下〉

ほうき〔はうき〕【^×箒／^×帚】

読み方：ほうき

《「ははき」の音変化》ちりやごみなどをはく掃除道具。竹の枝・シュロ・ホウキギ・わらなどで作る。

[下接語] （ぼうき）草箒・毛箒・荒神(こうじん)箒・高野(こうや)箒・座箒・棕櫚(しゅろ)箒・竹箒・茶箒・手箒・羽(はね)箒・羽(は)箒・葉箒・目箒・蕨(わらび)箒・藁(わら)箒

世界宗教用語大事典

ほうき 【箒】

箒は清掃具のほかに生死に関係する呪具としても使われた。日本神話に、出産の時、箒で邪魔物を払った話や、葬送の時、喪屋を掃いた話が出てき、後者の掃き役の人を「掃持」といったことが伝えられている。奈良時代には正月初子の日に、松をそえた箒で蚕屋を掃き、豊蚕を祈る行事があった。安産の呪いにも使われ、箒で妊婦の腹を撫でたり、産室に箒を祀ったりした。屋敷神の祠に立てて神の依代とする風もある。神霊を払ったり招いたりする二面の機能が信じられていたのである。箒を立てて長居の客に帰ってもらう俗信もある。西洋では魔女が箒に乗って空を飛ぶとする。

短編小説作品名辞典

箒

作者ジル・ド・サンタヴィ

収載図書恋人
出版社白亜書房
刊行年月2005.5

動物名辞典

箒

読み方：ホウキ（ｈｏｕｋｉ）

腔腸動物

植物名辞典

箒

読み方：ハハキ（ｈａｈａｋｉ），　ハハキグサ（ｈａｈａｋｉｇｕｓａ）

ホウキギの別称。
アカザ科の一年草

学名 Kochia scoparia

隠語大辞典

箒

読み方：はわき

1. 遊女等が其の情夫と云ふことの隠語。

分類 東京／花柳界

箒

読み方：ほうき

1. 筆。或は片端からあらゆる女と関係する男の事。浮気者。〔花柳〕
2. 〔花〕筆、あるいは浮気者のこと。片端からあらゆる女と関係する男の事をいう。

分類 花柳、花柳界

箒

読み方：ほうき

1. 多淫の男子をいふ。掃きまはるの義に取る。
2. 此処彼処と処定めず色を漁りまはる者を云ふ。
3. 片端から女に関係する男のことをいふ。箒は一方から塵芥をはいて行くから。〔情事語〕
4. 〔情〕誰彼の別なく手当り次第女に関係する男のこと。「なぎ倒し」と同義。
5. 一妓一回主義、春畝公の如きを云ふ。斯の如き主義を採る者は従来花柳界の鼻摘みたる例なりしが、近頃は経済関係の変遷に伴ひ反つて之を歓迎する者多し、嘆くべし。
6. 片端から女に関係する男のことをいふ。箒は一方から塵芥をはいて行くから。
7. 淡泊な士官や飽き性の水兵が転々相方（さうはう）をかへて行く。
8. 誰彼の区別なく片端から自由になる女に関係をする男のことをいふ。
9. 片端から女に関係すること。箒で塵を掃くやうに掃き薙でるの意。
10. 片端から女に関係を結ぶ男のこと。
11. 〔花〕多淫な男のこと、掃き廻るの意。
12. 誰彼の区別なく色あさりをする。箒（ほうき）のように片つ端から撫（な）でて行くところから。〔俗〕

分類 俗語、俗／一般、情、情事語、東京、花柳界

箒

読み方：ほうき

1. 筆ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・長崎県〕

分類 長崎県

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ウィキペディア

箒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/24 15:13 UTC 版)

箒（ほうき）は、主に掃除に使用する道具の一つである。

ウィキペディア小見出し辞書

箒（ほうき / 各選手に1本ずつ）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/01 03:43 UTC 版)

「ハリー・ポッターシリーズの用語一覧」の記事における「箒（ほうき / 各選手に1本ずつ）」の解説

クィディッチ競技用とされる飛行用箒は、魔法界における（実用）飛行用箒では最高級品とされている。クィディッチワールドカップでは、開催当時の最高性能を有する箒が公式の箒に指定される。

箒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/04/29 00:49 UTC 版)

「星のカービィ プププランドの仲間たち」の記事における「箒」の解説

ブルームハッターがいつも持っているが、またがる事で乗り物として利用している。

箒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/09/20 03:09 UTC 版)

「ナイトウィザード」の記事における「箒」の解説

『ナイトウィザード』シリーズにおいて特徴的にアイテムに「箒（ウィッチブルーム）」といわれるものがある。これはいわゆる魔女の箒をモチーフに、魔法と科学を融合させて作られた万能兵器であり、魔女の箒のような「空を飛ぶ乗り物」としての機能と銃や剣のような「武器」としての性能を同時に持つ道具である。 箒はその用途ごとに様々な種類が用意されており、プレイヤーキャラクターは所持金を使って自由に箒を購入でき、また車やバイクのノリでパーツを購入してカスタマイズをすることも可能である 代表的な箒には、大型ライフルの用途に使える「ガンナーズブルーム」、白兵戦用の大剣として使える「ウィッチブレード」、格闘戦に使用できるトンファー型箒「ドラゴンブルーム」、魔力の集中体となる“魔法の杖”として使える「ウィザーズワンド」、攻撃能力を排除し高速飛行能力のみに特化した「テンペスト」、大人数を輸送するための大型箒「ブロンズスター」などがある。 2ndでは、ソースブック『ソウルアーツ』にて、箒を用いた戦闘のスペシャリストであるウィザードクラス「箒騎士」が設けられた。またソースブック『ファー・ジ・アース』で箒に関するデータが改訂された他、、オリジナル箒の作成ルールが追加されている。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

箒

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 05:09 UTC 版)

発音^(?)

• 音読み
  • 呉音 : ス
  • 漢音 : シュウ(シウ)
  • 慣用音 : ソウ(サウ)
• 訓読み

  ほうき

漢字辞典

箒

箒	画数：14 音読み：ソウ、 シュウ 訓読み：ほうき ピンイン：zhou3 ハングル：추 対応する英語：broom

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Weblio日本語例文用例辞書

「箒」の例文・使い方・用例・文例

• 彼女は枝箒にまたがると、飛ぶふりをした。
• あなたはその箒で床を掃いてください。
• 酔っ払っておそく家に帰ったかどで、怒った女房は亭主に食ってかかり、箒で亭主をひっぱたいた。
• 新しい箒はよく掃ける.
• 箒で掃く
• こんな物は箒で掃くほどある
• 箒の柄
• 藁箒
• あんな人間は箒で掃くほどある
• 酒は憂の玉箒｛たまははき｝
• そんな人は桝で量るほどある、箒で掃くほどある
• あんな人間は桝で量るほどある、箒で掃くほどある
• 箒を逆様に立てる
• 酒は憂いの玉箒
• 酒は憂いの玉箒｛たまはばき｝
• 急速の長距離輸送にとって、空冷モーターは魔女の箒より効果的だった
• 箒または他の掃除用具を格納するための小さな部屋
• 草箒という掃除用具
• 毛箒という掃除用具
• 毛箒という整髪用具