竹内巨麿についてとは? わかりやすく解説

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竹内巨麿について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 07:25 UTC 版)

竹内文書」の記事における「竹内巨麿について」の解説

竹内巨麿1875年? - 1965年) 以下の経歴は巨麿自身主張よる。 富山県上新川郡新保村生まれ幼少のとき、母が暴漢襲われ自殺、そのあだ討ちのために修行思い立った1893年明治26年)、祖父から遺言で「世の中平和になったときに公開せよ」として譲り受けた宝物文献携えて上京宝物文献知人預けて東京御嶽教本部入信鞍馬山とさらに奥にある大悲山で千日間にわたり修行した。そこで、「大己貴尊」(おおなむちのみこと)をはじめとする神霊修行者から神法道術神代文字を学ぶ。 1897年明治30年)、宝物文献のことが気になり、東京戻り、しばらく滞在。母の仇を探す1899年明治32年)、宝物文献持って茨城県北茨城市磯原引っ越す。そこで治病祈祷などで人心をつかみながら信者獲得宝物文献一部の人に公表1907年明治40年)ごろ、母の仇の所在突き止めたが、前年すでに他界していた。 1910年明治43年)秋、神代神武天皇以前)の時代から伝わる真の歴史書であるとして「竹内文書」を公表。この文献神宝類を「経典」として皇祖皇太神宮復興天津教開祖となる。 『明治奇人義経鞍馬修行実歴譚』長峰波山 1912年大正元年八幡書店 ISBN 4893502328 (1987年1月竹内巨麿口述書であるが、これにはまだ、竹内文書平群真鳥についても述べられていない1921年大正10年)頃、『長慶天皇御真筆』、『後醍醐天皇御真筆』、『日蓮上人御真筆』などを所有していると公開1929年昭和4年8月4日戸籍の名を巨麿に改名1930年昭和5年)- 1944年昭和19年)、「天津教弾圧事件1945年昭和20年3月押収され文献や「宝物」は、無罪判決後も巨麿には返還されず、東京司法省保管されていたが東京大空襲でほとんどが消失このため、現在でも残っている竹内文書といえば前に巨麿や一部の研究家によって写筆された資料に基づく『神代万国史』(皇祖皇太神宮刊)と焼け残ったわずかな神宝類」しかない1965年昭和40年1月27日他界長男義宮が巨麿の跡を継ぎ皇祖皇太神宮の第67管長就任義宮1999年死去、現在は義宮長男康裕が第68管長をしている。 なお、巨麿の四男で、高畠家に養子行った吉邦は「天神人祖一神宮」(富山県滑川市)の管長である。 一方1936年昭和11年)に詐欺罪不敬罪によって逮捕された際の特高警察捜査による内務省警保局保安資料によると巨麿の経歴以下の通り1874年明治7年)に富山県上新川郡新保村寡婦政みつの私生児として生まれる。父親については「石川県木挽森山勇吉」「木挽通称竹次郎(姓不詳)」の二説があり定かではない生後まもなく婦負郡神明村久郷小作農竹内庄蔵養子となり、戸籍上はその長男として1874年明治7年5月12日出生届出された。本名竹内次郎という。 養父母養祖父母と死別した後、1894年明治27年)に上京して石工竹橋五郎方に住み込んで職人見習いとして働き始める。その頃から御嶽教会に入信し、そちらに熱心になるにつれて職を転々とするようになる修行名目全国行脚するうちに自ら教団主催することを思い立ち、その権威付けをするために鞍馬山に参寵する称して姿をくらますと、ひそかに文献神宝偽造を行う。 1900年明治33年)、茨城県多賀郡磯原町天津教前身にあたる御嶽教天都教会開設当初天津教御嶽教の一支部として出発した

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