窓辺の男の一派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 17:07 UTC 版)
「呪法解禁!! ハイド&クローサー」の記事における「窓辺の男の一派」の解説
窓辺の男 何もない空間から窓とともに現れることからそう呼ばれるようになった謎の男。アメリカ出身。元々は国際ボランティアを行っていた人間であったが、ある村で活動をしていた時に落雷が落ち、その村の村長の息子が死亡。その際に村の呪術師から「落雷が落ちたのは異国人が足を踏み入れたため」と言われ、妻と子供を生きたまま火炙りにされてしまう。その事がきっかけとなって人類に恨みを持つようになった。「ルサンチマン」を使った全人類の呪殺という途方もない渇望を持ち、その為に邪魔な存在であるアルシド・クローサーをおびき出そうと「春瓶の心臓を喰らえばクローサーの力が得られる」という根も葉もない噂を流した張本人(但し呪術師の力は「思い込み」によって増大するため、本当にそうなる可能性はゼロではない)。また、噂を流すだけではなく、戦う意志のない者を唆すことまでしていた。 ルサンチマン孵化後、自分自身を核として、呪いを世界中に放った。だが実は彼こそが「浄化」であり、春瓶に説得されて呪いを浄化した。その後の消息は不明。パンチ 呪術人形であり、パンダのぬいぐるみ。「窓辺の男」のお気に入りの手駒。両腕から無数のロープを生やし、その先端に付いている6本の鋏を振るう。ある呪術師が戦時中にスパイの疑いをかけられて拷問を受けた上に見せしめとして家族を皆殺しにされた結果、自らの心臓を核にして作ったのがパンチ。その後は恨みを晴らすべくイギリスで5人をバラバラにして殺した(後に、切り裂きジャックと言われるようになる)。呪術は6本の鋏を巨大な2本の鋏に変化させる「刺大而殺之鎖鋏(マーダー・ライド・ショー)」。建物を全壊にするほどの威力である。「窓辺の男」の手引きで春瓶達の中学校を襲撃し、校舎を全壊にし神藤・アナの2組を敗れさせる等、圧倒的な力の差を見せる。激闘の末、クローサーの呪力を最大限にまで引き出したハイドに倒された直後、僅かなスキを突いてハイドの核を壊し力尽きた。 アルシェブ 窓辺の男の手下の一人で、トルコ出身の青年呪術師。超がつくほどの面倒くさがりやで、歯磨き粉をパンにはさんだ「ハミガキサンド」を発明して得意げになっている。ナナカマをプトロボンの呪術で化石化し、春瓶とハイドをも石化させようとしたが最終的に敗北。プトロボンが破砕された事で呪いが跳ね返り、全身脱臼で緊急入院した。ちなみにナナカマが持っていたお守りを「浄化(デトックス)」だとハッタリをかました事がある。プトロボン アルシェブの呪術人形で、羽根の生えた恐竜の骨格標本。呪術は傷つけた所から対象を徐々に石化させていく一撃必殺の呪術「侏羅疾苦恐慌(ジュラシックパニック)」。また、自身の骨格パーツを分離させて飛び回る事も可能。 ロノウェ 窓辺の男の腹心の部下の一人で、生き物の死にゆく様を見て興奮し歓喜する女性。生まれ育った教団で「人」ではなく「呪具」として扱われた悲惨な過去を持つ。呪術人形は自分自身。呪術は触れるものすべて蝋に変えることができる「蝋人形の館(ハウスオブワックス)」で、自分自身も蝋になることができる。最終的には神藤に化学物質を投げ込まれ、体が蝋から石鹸になってしまい、敗れる。その後、ルサンチマンとの戦いでアスモダイと共に一時的に春瓶達に協力した。その後の動向は不明。 アスモダイ 窓辺の男の腹心の部下の一人で、暴力的な男性。「自分に関係ない事なら何をしても良い」という考えの持ち主で、救急車に無理矢理乗り込む、病院の廊下で小便をするなど、常識では考えられないような行動を普通にする。まだ胎児だった頃に5人の人間を呪い殺したとして生まれた時から「人殺し」のレッテルを貼られていた。呪術人形は自分自身。ボッシュを殺害した張本人であり、アナにとっては宿敵。呪術は、動物の肉を食べる事でその動物の力を使える、「太古百獣王(ナチュラルボーンキラー)」。また、その呪術で、他の呪術師の力を手に入れることも出来る。動物の力でアナたちを苦しめる。さらに自分に逆らったメッキーを食べてしまったが、胃の中で生きていたメッキーの、「GR.1(グラドウノ)」で、アリが胃の中に入って肉を持って行ってしまい、最後はカザンのパンチで敗れた。その後、ルサンチマンとの戦いでロノウェと共に一時的に春瓶達に協力した。その後の動向は不明。
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