窓関数の応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 21:38 UTC 版)
フーリエ変換に限らず、DCT(離散コサイン変換)や連続ウェーブレット変換でも、窓関数を使う。 とりわけ、近年、音声圧縮などに使われるMDCT(修正離散コサイン変換)のための窓関数は、プリンセン‐ブラッドリー条件 (Princen-Bradley condition) という、他の用途では要求されない性質が必要なこともあり、独特なものが新しく登場している。なお、プリンセン‐ブラッドリー条件を満たす窓関数を、MDCT窓、プリンセン‐ブラッドリー窓などという。 変わった応用では、窓関数を掛けるのではなく、畳み込むという手法がある。 F ( w ∗ f ) = F w F f {\displaystyle {\mathfrak {F}}(w*f)={\mathfrak {F}}w{\mathfrak {F}}f} (畳み込みのフーリエ変換はフーリエ変換の積)なので、窓関数がデジタル・フィルタとして働くことになる。
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