穿龍棍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/21 05:35 UTC 版)
「モンスターハンターの武器」の記事における「穿龍棍」の解説
MHF-G(GGより)に登場。 変形ギミックが仕込まれたトンファーの二刀流で戦う。シリーズ武器種では3番目となる打撃武器。現時点ではMHFシリーズのみ登場。 ハンマーや狩猟笛など、重い一撃がウリであったこれまでの打撃武器種とは正反対となる軽快なラッシュが最大の特徴。武術のような動き方をし、棍による基本的な打撃に加え、武器を投げたり、素早い回し蹴りや跳び蹴りなどの体術も織り交ぜてコンボ攻撃を行う。回避行動も前後左右の4方向へ対応した各種ステップと、二つの棍を交差させて盾とすることでガードも行える(ただし武器で攻撃を防ぐため、行うと斬れ味が低下する)。穿龍棍の尾部にはジェット噴射の機構も搭載されており、これを用いて大ジャンプする「ジャンプ回避」を繰り出せる。ジャンプ回避から多彩な空中連続コンボ攻撃に繋げることができる。空中で技を繰り出す間もハンターは落下するが、空中で再度ジェット噴射することで一時的に空中コンボを継続する。 地上でのコンボ攻撃はどの技からでも即座に動作をキャンセルしてステップ、ガード、ジャンプ回避に派生させられるうえ、他の武器種では納刀しなければ行えないダッシュが抜刀状態のまま可能など、器用な特徴を持つ。 変形機構によってデフォルトである通常のリーチから任意のタイミングでリーチ短やリーチ長へ自在に変形することで戦術を大きく変えることができる。リーチ長形態では広い攻撃範囲で幅広く戦えるほか、溜め攻撃を行うなどの強力な一撃が特徴で、相手に与える気絶値の蓄積が多くなっている。一方、リーチ短形態ではモンスターに近づく必要があるが、小回りの利く攻撃動作を主体としており、更に自身への強化ゲージが溜まりやすくなっている。 なお、実装当初における変形機構のリーチ短の効果は、モンスターの肉質が硬ければ硬いほどより大きなダメージを与えられる「「硬化肉質特効」という特別なもの(分かりやすく言えば『モンスターの全身の肉質を逆転させる』効果があり、全身が同じような硬さの場合は逆転しても大差がないため効果が薄い)であったのだが、2018年4月のアップデートにて廃止されて上述のリーチ長短の特性に変更され、同時に後縦の「龍気共鳴」など他の部分で武器全体の強化やバランス調整が施されてることとなった。 また、内蔵された杭状のパーツをパイルバンカーのように射出する攻撃をモンスター加えることで「龍気」と呼ばれる特殊な属性が発生する。この龍気をモンスターの各部位に蓄積させておくことで、穿龍棍最大の大技「龍気穿撃」によって蓄積済の部位が炸裂し、モンスターに様々な状態異常が発生する。例としては、時間経過でモンスターの尻尾に切断ダメージがどんどん蓄積されていく、といったものなどがある。2018年4月からはこれに「龍気共鳴」というシステムが追加され、龍気穿撃が炸裂すると発動者と同一フロアの他の穿龍棍装備ハンターのコンボゲージとEXゲージが一定時間だけながら最大値となるというもの。 上記のようにトンファーとパイルバンカーをモチーフとした武器であり、ゲーム開発段階では「パイルトンファー」という仮称で呼ばれていた。 穿龍棍はスラッシュアックスF同様、G級昇級後でなければ生産ができない。現在ではG級昇級後すぐに生産可能となり、最初の1本を入手した時点でG級秘伝書を受け取り、極ノ型を含む全スタイルが選択可能となっている。穿龍棍実装当初のMHFにおけるG級はHR999かつ一つの秘伝書を極めることでようやく到達できるランクであり、しかもG級昇級後に「ストーリークエスト」を一定まで進めなければならなかったため、「ゲームを始めてすぐに生産できるわけではない」点が強調されていた。G級ハンター限定の武器種としたことについて、ゲーム内では「体術などを習得しなければならず、扱いが非常に難しい武器」と説明される一方、メディアなどでは「MHFの既存の11武器種には各数百種類以上の武器が実装されており、それに匹敵する量の穿龍棍のデザインを作るのは時間的にも無理が大きい」としている。なお秘伝書のG級秘伝書への強化条件については、G10でのG級以前におけるSRの廃止により秘伝書取得後即時に可能なように変更されていた(G級以前から使用可能な11武器種においても、同様にG級昇格時点で強化可能なように変更されている)が、「嵐ノ型」の習得にはGSRを100まで上げる必要があった。2017年4月アップデートで「嵐ノ型」「極ノ型」の入手条件が緩和されたのに伴い穿龍棍の嵐ノ型・極ノ型の入手条件が他武器種同様に緩和され、2017年7月アップデートでストーリークエスト関連の条件も撤廃され、現在に至っている。溜め攻撃を行うなどの強力な一撃が特徴。 秘伝スキル「穿龍棍技【穿凰】」ではコンボゲージやEXゲージが1段階追加される。 地ノ型 基本的なスタイル。 攻撃をヒットさせたり回避したりすることでコンボゲージを溜め、それによって攻撃力を強化させていく。 コンボゲージには持続時間のタイマーが併設されており、それが0になると溜まっていたゲージがリセットされてしまう。 天ノ型 地上での機動性を重視したスタイル。地上での攻撃時には地ノ型におけるコンボゲージMAX相当の補正がある他、EXゲージの蓄積補助効果としてのコンボゲージもある。 攻撃や回避で蓄積させたEXゲージを使って「EX回避」が可能。 嵐ノ型 地上での一撃の威力を重視したスタイル。天ノ型と同様に地ノ型におけるコンボゲージMAX相当の補正がある。天ノ型と違い、EXゲージ蓄積補助のコンボゲージはない。 溜め突き(およびEXゲージを消費する「EX溜め突き」)や「穿極拳舞(フィニッシュ技「穿極解放」を含む)」といった高威力の攻撃がメインとなる。 極ノ型 地ノ型をベースに天ノ型のEX回避・嵐ノ型の溜め突きなどが追加され、空中でのリーチ変形・空中での長距離回避手段の「パイル回避」追加など、総合的に強化されたスタイル。 ゲージはコンボ(攻撃力強化・EX蓄積補助効果とも)・EXともにあり。また、コンボゲージのタイマー減少速度が緩和されている。
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