犬神編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 23:44 UTC 版)
犬神狼(いぬがみ ろう) 声 - 一条和矢 (PC-FX版 - 子安武人) 犬神軍団の首領。17歳にして自分のビルを所有している。普段は敬語で典雅な振る舞いだが、反面激昂しやすくすぐに地が出る。当初の前鬼のパンチを指一本で受け止め吹き飛ばすほどの力(本人曰く「10%も出していない」)がある。転生した前鬼に顔を殴られたことを根に持ち、魔神獣(の繭)の力で魔神犬神狼となり前鬼と後鬼を圧倒するが、金剛輪ルドラの前に敗れる。後を追うように黒帝も消滅した。 アニメ版では黄泉の王・閻凱の息子で自ら黄泉の王子と名乗った。原作と違って改心し、自身に想いを寄せる南雲さやかに見守られながら新たな道へと進んだ。 黒帝(こくてい) 犬神狼の式神。108個の憑依の実を食うことで魔神獣になる。106の実を食したことで繭になったが、その状態では身動きがとれず、小鬼率いる術師達によって葬られた。 アニメ版では、魔神獣となりラスボスを務めるが、前鬼たちの金剛輪ルドラの前に敗れる。戦い終えた後、元の黒帝に戻ったらしく、犬神と共に旅に出た。 蟇(ひき) 犬神四天王の一人で代々犬神家に仕えている一族の出身。黒いスーツを着た痩身の不気味な男。最初の刺客として登場。影荒野の術者たちを皆殺しにした。邪言霊(まがことだま)の使い手。邪玄武王 邪法術「憑移し」で近くにいた憑依獣を吸収した姿。邪言霊を「魍魎召喚」で化物に進化させ、金剛光角が通じず砕けてしまう硬度を持つ甲羅「邪玄武装甲」を全身に纏って前鬼を圧倒するも、ルドラで半身を消し飛ばされる。 邪玄武王・再生 邪法術邪言霊「邪脱変」で影高野の術者の憎悪を吸収し、再生した姿。左目だけは元に戻らなかった。触れた物を結晶化させる「黒呪氷」と、周囲の重力を歪ませる「暗黒邪装弾」を使う。 魔神・邪玄武王 体のサイズを元の姿に近づけ、パワー・スピードを更に増した姿。転生した前鬼には全く歯が立たず敗れる。 血丸(ちまる) 犬神四天王の一人。世界を支配したら「昼は犬神が、夜は自分が統括する」という理由で犬神の下で働いている。そのため犬神に忠誠を誓っていない。内心では犬神の排除を目論んでおり、前鬼たちに協力したこともある。しかし犬神に見抜かれて逆襲され、以後は姿をくらました。妖怪たちを束ねており吸血鬼のような風貌をしている。身体に血液がある限り不死身とも言える再生能力を持っているが、仮に全身の地を抜き取られたとしても再生能力が失われるだけで倒すことはできない。それは武器として使用する日本刀が本体だからである。ドクロ僧が破れた後、憑依の実を奪おうと深仙坊に重傷を負わせたため、後鬼の怒りを買ってしまい一騎討ちとなる。前回の戦いで本体を見破られていたため刀を破壊され消滅した。四天王の中では最後に倒された。 鬼門(きもん) 犬神四天王の一人。全身を包帯で包んでいる男。あらゆる機械を操る(取り込んで力に変える)付喪邪操術を使う。かつてこの術のせいで左半身を失ったが、犬神からサイボーグ手術を受けさせてもらい一命と取り留める。そのため犬神に対する忠義心が強く、勝つためなら捨て石になる覚悟を持つ。最後は自ら小型太陽となり超高熱で千明たちを苦しめるが前鬼によって宇宙空間へ飛ばされる。最後は自爆により相打ちを試みるも金剛輪ルドラによって消滅した。 ドクロ僧(ドクロそう) 犬神四天王の一人。300年前、魔神獣誕生の伝承を信じ自らに呪を掛けて生きながらえて来た。このため犬神に対する忠誠心というよりは自らの知的好奇心を満たすために強力している。水を自在に操り、更に相手の心を読む特殊能力で前鬼を苦しめるが、彼の底知れぬ怒りに触れ、恐怖し敗北した。邪青龍王 怒りで鬼神に戻った前鬼に追い詰められたドクロ僧が憑依の実を食べて変身した姿。これを見た小明からは「魔呪羅と同じ力」と呼ばれている。
※この「犬神編」の解説は、「鬼神童子ZENKI」の解説の一部です。
「犬神編」を含む「鬼神童子ZENKI」の記事については、「鬼神童子ZENKI」の概要を参照ください。
- 犬神編のページへのリンク