渡キョーコファンクラブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 16:55 UTC 版)
「はじめてのあく」の記事における「渡キョーコファンクラブ」の解説
キョーコをアイドル視する4人によるファン集団。通称『渡クラブ』。初期は作中でも「変態集団」「一歩間違えればストーカー」等と描かれる有様だったが、根は気のいい人物揃いであり、しだいに非常識な行動は少なくなった。ジローに対しては当初は妬みの念を持っていたものの、誤解が解け、また共に死線をくぐったことで和解。以後はキョーコ達とも打ち解けて部室で一緒に遊んでいたりしている。奇人変人ぞろいではあるが、皆成績優秀で、学年でトップレベルの学力を持つ者ばかりである。また、全員が色に因んだ苗字となっている。 赤城 隆司(あかぎ リュウジ) 渡クラブの会長。登場時は2年。 眼鏡をかけて背が高く、すっきりとした体型、ボサボサで長めの髪。血液型はAB型。作者いわく「男らしい美形」で、メガネをとった際にはアキたちが見惚れるほど。 三葉ヶ岡高校の男子用制服は標準的な金ボタン式の黒い学ランだが、彼だけはファスナー式の白い学ラン(いわゆる白ラン)を着用し、左腕に腕章を巻いている。 生徒会長でもあり、文武両道で実力テストでは学年1位と実は高スペックな人物。が、貧乳好きでネコミミ好き、アニメ絵が上手いなどの面も多い。 キョーコ関連になると熱血かつ直情的になる。巨乳なキョーコはアウトなようで、アキに対しては当初「おっぱい女」「ムダ乳女」などと辛口だった。しかし、受験の為に家庭教師を引き受けて以降、アキに対してジローら以上に自然体で接するようになる。アキから大学合格後に告白された際、告白を承認して自ら結婚前提としたカップルとなる。 最終巻のおまけまんがでは、大学卒業後に弁護士になっており、アキの卒業を待って結婚する予定であることが明かされている。 青木 シンペイ(あおき シンペイ) 渡クラブの一員。登場時は2年。 高身長のガチムチで眼鏡をかけ、ヒゲを生やしている。また、常に頭にタオルを巻き、半袖Tシャツやタンクトップの上にポケットの沢山ついたベストを着ている(完全に私服)。そのため、容貌も合わせて高校生に見えない。 背景で一人ポージングや赤城と一緒にバカをやったりと隠れた活躍(?)をしている。赤城と同じクラスで生徒会に所属し書記を務めている。 写真が得意な盗撮マニア。また、胸筋を動かせるのが特技。 卒業後は受験に失敗して浪人生活を送るが、その際には筋肉が衰えてガリガリになり、精神にも変調をきたすなど、受験に合格して彼女もできた赤城とは対照的な状態だった。一浪して大学合格し、筋肉も復活した。 最終巻のおまけまんがでは、大学でボディビル部に入り元気にやっているが、彼女はできていないらしい。 黄村 ヨシヒト(きむら ヨシヒト) 渡クラブの一員。登場時は1年。 マゾ気質ありのぽっちゃり男子。女の子に攻撃されそうな場面になると一人興奮している(特に、踏まれる事に途方も無い快感を得るタイプ)。貧乳好きだが、巨乳のキョーコもアリ。渡クラブの一員だが、中盤には「正直キミら(キョーコ、アキなど)はあきた」と発言しており、キョーコを愛でるような行動はなくなっていた(というか渡クラブ全員その傾向にある)。 キョーコ達とは別のクラスだったが、2年に進級してからは同クラスに。 半裸での登場が多く、警察の厄介になることもしばしば。 赤城の後を継いで生徒会長に就任した。赤城に比較すると生徒会長の地位を濫用する傾向にあるが、自身が企画したイベントで後夜祭を盛り上げたりなど、なんだかんだでちゃんと生徒会長をやっている。 最終巻のおまけまんがでは卒業後は防衛大に進学したことが明かされている。大学にはオタクがいっぱいいるらしく、楽しくやっている様子。ゲーム業界に顔がきくようになり、そっち方面に就職するらしく、その人脈で緑谷にイラストの仕事を回している。 「作者の分身として覚醒した」というキャラクター。 緑谷 康彦(みどりたに ヤスヒコ) 渡クラブの一員。登場時は1年。 純情でクラブ内では数少ないマトモ成分。外見も好青年。美術部所属。 キョーコと同じ1年4組だが影が薄く、人見知りで友達もいなかったため、勉強会をするまでキョーコ達に同じ組だと気づかれていなかった。個性的で濃いキャラのファンクラブのメンバーと比べるとキャラが薄い割に出番が多い。2年では別クラスに分かれてしまうが、よく顔を出している。 勉強会後はジローやキョーコ達と友情が芽生え、ファンクラブ以外での活躍も増えた。 絵画が趣味。しだいにユキを意識するようになり、美術の課題作成の時はユキにモデルをしてもらおうとジローと一緒に悪戦苦闘して男の友情が深まった。緑谷がユキに好意を抱いていることをジローは見抜いており、二人の恋が実るように応援している。 メガネっ娘の妹の花子がおり、かなり溺愛している。妹も兄を慕っている。 卒業後は美大に進学した。 最終巻のおまけまんがでは、ユキに未だに告白できず、友達以上恋人未満の関係が続いている。大学在学中だが、黄村のつてでイラストの仕事もしており、その仕事で食べていけるようになったらユキに告白するとジローに宣言している(ジローから聞いてキョーコも知っている)。 同作者が「T.O.F」というサークルで出版した同人誌「夏休みの友2」では、最終巻以降のエピソードが収録されており、(うっかり口を滑らせて)ユキに告白して了承をもらい、実に6年越しの恋が実った。
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