橋本駅 - 極楽橋駅とは? わかりやすく解説

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橋本駅 - 極楽橋駅( - 高野山駅)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 16:20 UTC 版)

南海高野線」の記事における「橋本駅 - 極楽橋駅( - 高野山駅)」の解説

橋本駅 - 高野山駅間は「こうや花鉄道」の愛称付けられ駅名標通常のものに加えて独自仕様のものが設置されており、各駅の標高記されている。橋本駅 - 極楽橋駅間は山岳鉄道であり、特に高野下駅以南50‰の勾配や、制限速度33km/h、半径100m以下の急カーブが続く登山鉄道となっており、21m級の車両走行できないため、この区間乗り入れる列車にはズームカー呼ばれる17m級の中型車両のみが使用されている。 山岳区間とりわけ高野下駅 - 極楽橋駅においては完全に線路が山の中に入るために、途中にある駅へは幹線道路からすれ違い困難な狭い道路林道があり、車で辿り着くのは容易でない。各駅の周辺山間部民家少なく利用客きわめて少ないが、すべての駅に簡易型自動改札完備され、駅係員橋本駅および下古沢駅紀伊細川駅から極楽橋駅すべての駅に配置されている。橋本駅 - 極楽橋駅間は単線であるが、上古沢駅を除く全てのが行違いのできる交換可能駅である。 上古沢駅下古沢駅の間には、鉄道橋としては日本10箇所だけで供用されているトレッスル橋全長67.6m、高さ33.4m)の中古沢橋梁がある。このは、トラス構造トレッスル橋脚とを組み合わせた鉄道用鋼橋としては日本唯一現存するもので、2011年土木学会選奨土木遺産認定されている。の下には、南海電鉄2010年2月25日設置した観光用展望デッキ電車通過時刻記した時刻表備えトレッスル橋を下から見上げられる。展望デッキまでは上古沢駅下古沢駅から徒歩20分の道のりである。 九度山駅 - 極楽橋駅間には、橋本駅以南でもっとも長い椎出トンネル」(九度山駅 - 高野下駅間、399m) をはじめ、大小24箇所トンネルがあり、このうち高野下駅 - 極楽橋駅間の23箇所には坑口番号振られている。 2009年平成21年2月6日紀伊清水駅学文路駅九度山駅高野下駅下古沢駅上古沢駅紀伊細川駅紀伊神谷駅極楽橋駅高野山駅紀ノ川橋梁丹生川橋梁鋼索線近代化産業遺産高野山参詣関連遺産)に認定されている。 橋本駅を出ると線路単線となり、東進してすぐ緩やかなカーブとなりやや勾配を下る。JR和歌山線見えなくなるが、やがて大きく右にカーブをして南進始め、同線および国道24号ガードをくぐると線路紀の川を渡る。さらに大きくカーブし西進ここからしばらくは車窓左側には山々迫り住宅地田園地帯錯雑見られるうになる右側には先ほど停車した橋本駅周辺市街地紀の川越しに望む。しばらく進み国道371号平面交差すると紀伊清水駅。この付近から右側国道370号並走始める。車窓左側学文路天満宮、かむろ大師奥之院見上げると学文路駅。この駅の入場券は、毎年受験シーズン近づくと、学文路天満宮祈祷受けた5セット縁起物として販売される線路はなおも紀の川並行して南西進み九度山町入り右・左カーブしながら勾配上る九度山駅である。九度山には戦国武将真田信繁幸村)が潜伏していた真田庵があり、九度山駅駅舎2015年にそれにちなんデザインリニューアルされた。やがて左に大きくカーブをして南進始める頃から、車窓右側には丹生川の深い渓谷続き左側終点までほぼ完全に山に覆われる丹生川橋梁国道370号美し渓流景観見え丹生川渡り椎出トンネル抜けるとすぐ島式ホーム高野下駅に着く。この駅から先は各駅停車本数がさらに半減するここから先は急カーブトンネル連続区間となり、車窓右側いくつかの集落見えるほかは山々覆われ光景となる。高野下駅を出ると、ゆっくりしたスピードで右へ大きくカーブし体感できるほどの急勾配大きな音を軋ませながら上り始める。下古沢駅2002年行き違い設備がいったん撤去されていたが、2018年に隣の上古沢駅から移設される形で復活し交換可能駅となった。やがて中古沢橋梁差し掛かるあたりからは周辺集落もほぼ見えなくなりさながら秘境様相呈してくる。2017年の台風21号に伴う地すべり影響棒線化され上古沢駅出て2か所のトンネル通過し笠木橋梁渡って3本目のトンネル抜けた付近高野町入り、さらにトンネルを1か所通過する紀伊細川駅、続く7本のトンネル経て島式ホーム紀伊神谷駅に至る。最終の4か所のトンネル抜けて右側朱塗り極楽橋見えると、鋼索線高野山ケーブル)との接続駅である終点極楽橋駅到着するケーブルカーのりばは列車降りて車止め方向歩いて突き当たった右側にあり、およそ5分で高野山駅とを結んでいる。 不動谷川高野下駅 - 下古沢駅間)をズームカーが渡る 終点極楽橋駅停車中の特急「こうや」

※この「橋本駅 - 極楽橋駅( - 高野山駅)」の解説は、「南海高野線」の解説の一部です。
「橋本駅 - 極楽橋駅( - 高野山駅)」を含む「南海高野線」の記事については、「南海高野線」の概要を参照ください。

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