標準軌新線(フル規格)
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以下の7路線が開業している。北陸新幹線・北海道新幹線は一部分のみの開業である。 名称起点終点営業キロ実キロ駅数開業年月日運営会社北海道新幹線新青森駅 新函館北斗駅 148.8 km 148.8 km 4 2016年3月26日:新青森駅 ‐ 新函館北斗駅 北海道旅客鉄道(JR北海道) 東北新幹線東京駅 新青森駅 713.7 km 674.9 km 23 1982年6月23日:大宮駅 - 盛岡駅1985年3月14日:上野駅 - 大宮駅1991年6月20日:東京駅 - 上野駅2002年12月1日:盛岡駅 - 八戸駅2010年12月4日:八戸駅 - 新青森駅 東日本旅客鉄道(JR東日本) 上越新幹線大宮駅 新潟駅 303.6 km 269.5 km 10 1982年11月15日 東日本旅客鉄道(JR東日本) 北陸新幹線高崎駅 上越妙高駅 176.9 km 176.9 km 8 1997年10月1日:高崎駅 - 長野駅2015年3月14日:長野駅 - 上越妙高駅 東日本旅客鉄道(JR東日本) 上越妙高駅 金沢駅 168.6 km 168.6 km 6 2015年3月14日 西日本旅客鉄道(JR西日本) 東海道新幹線東京駅 新大阪駅 552.6 km 515.4 km 17 1964年10月1日 東海旅客鉄道(JR東海) 山陽新幹線新大阪駅 博多駅 644.0 km 553.7 km 19 1972年3月15日:新大阪駅 - 岡山駅1975年3月10日:岡山駅 - 博多駅 西日本旅客鉄道(JR西日本) 九州新幹線(鹿児島ルート)博多駅 鹿児島中央駅 288.9 km 256.8 km 12 2004年3月13日:新八代駅 - 鹿児島中央駅2011年3月12日:博多駅 - 新八代駅 九州旅客鉄道(JR九州) 計 2,997.1 km 2,764.6 km 92 ^ 北海道新幹線の新中小国信号場 - 木古内駅間(82.0 km)は海峡線と共用。 ^ 山陽新幹線については、乗車券の有効期間の計算に使う岩徳線経由の営業キロでは618.5 km、運賃・料金計算に使われる同線経由の運賃計算キロは622.3 km。 ^ 一般には単に「九州新幹線」として営業しており、時刻表や駅などに「鹿児島ルート」とは表記されない。 JR東日本とJR北海道は東北新幹線と北海道新幹線で、JR東日本とJR西日本は北陸新幹線で、JR東海とJR西日本は東海道新幹線と山陽新幹線で、JR西日本とJR九州は山陽新幹線と九州新幹線で、それぞれ相互直通運転を行っている。以前、山形新幹線用・秋田新幹線用の車両の一部は保有会社からの貸出であったが、現在はすべてJR東日本の所有する車両で運行されている。 東京駅では東海道新幹線と東北新幹線の線路が接続されていないため、博多や新大阪から新函館北斗まで(その逆も)直通列車で行くことはできず、東京駅での乗り換えが必要となる。国鉄時代の利用状況の調査で東京都内を通過する需要が非常に小さいということは判明していたが、当時博多・札幌開業の際には夜行列車の運転も計画されていた。そのため、全列車が東京駅での折り返すのであれば、ホームの容量は大幅に不足するとみられていた。そこで、両線を直通運転として東海道の列車は田端基地、東北・上越の列車は品川基地での折り返しとすることとして建設計画が立てられた。あわせて、田端以北に異周波デッドセクションを設けることが計画され、直通運転の試験車両として961形も製造された。実際に、東京駅の東海道新幹線14・15番線ホームは直通を想定して作られたため、ホームが東北新幹線側にカーブしている。それでも、東京駅のホーム容量が不足する状態となったときは、上越新幹線を大宮駅から新宿駅へ分岐させる構想としていた。しかし、ダイヤの乱れが相互に波及し運転管理面に多くの問題が予想されること、周波数が、東海道・山陽新幹線:60 Hz・東北・上越新幹線:50 Hzと異なることや、東北・上越新幹線用のものには降雪対策が施された車体設計にしなければならない点などから、1996年に計画の中止が発表された。計画については、「東北新幹線#東海道・山陽新幹線との直通運転」も参照。
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