標準重力
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標準重力(ひょうじゅんじゅうりょく、英: Standard gravity)は、地表近くの真空にある物体が受ける名目重力加速度であり、通常、g0 または gn の記号で表される。正確に 665 m/s2 である。この値は、1901年の第3回 9.80国際度量衡総会で決められ、質量と名目加速度の積で、物体の標準重量を定義している[2][3][4]。地表付近の物体の加速度は、重力と地球の自転による遠心力の複合効果による(ただし、ほとんどの場合には、後者の値は無視できるほど小さい)。この合計(見かけの重力)は、地球の極地方で赤道上よりも約0.5%大きい。
- ^ CODATA Value
- ^ Barry N. Taylor (2008, p. 29)
- ^ BIPM (2006)
- ^ Barry N. Taylor (2008, p. 57)
- 1 標準重力とは
- 2 標準重力の概要
標準重力加速度
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詳細は「標準重力」を参照 重力加速度の値は場所によって異なるため、標準重力加速度を定めてその値を世界中で使うこととしている。当初の標準重力加速度の定義は「国際度量衡局(パリ)における重力加速度の値」というもので、数値は規定されていなかった。1880年に「北緯45度の海上の重力加速度の値」として、その値を 9.80619920 m/s2 と定めた。1901年の国際度量衡総会において、標準重力加速度の値を、正確に 9.80665 m/s2 と規定し、以来その値が用いられている。
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