標準電極電位を使った起電力の求め方とは? わかりやすく解説

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標準電極電位を使った起電力の求め方

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/19 07:37 UTC 版)

標準電極電位」の記事における「標準電極電位を使った起電力の求め方」の解説

ある全反応の Δ r G ∘ {\displaystyle \Delta _{r}G^{\circ }} は、それを構成している還元半反応の Δ r G ∘ {\displaystyle \Delta _{r}G^{\circ }} の差に等しい。したがって2つ還元半反応組み合わせた反応の E ∘ {\displaystyle E^{\circ }} の値は、それらの半反応の E ∘ {\displaystyle E^{\circ }} の差に等しい。例えば、亜鉛使った電池起電力次のように求められるそれぞれの還元半反応式は、 ( 1 ) ⋯ C u 2 + ( a q ) + 2 e − → C u ( s ) {\displaystyle (1){\rm {\cdots Cu^{2+}(aq)+2e^{-}\rightarrow Cu(s)\,}}} E ∘ = + 0.34 V {\displaystyle {\rm {E^{\circ }=+0.34V\,}}} ( 2 ) ⋯ Z n 2 + ( a q ) + 2 e − → Z n ( s ) {\displaystyle (2){\rm {\cdots Zn^{2+}(aq)+2e^{-}\rightarrow Zn(s)\,}}} E ∘ = − 0.76 V {\displaystyle {\rm {E^{\circ }=-0.76V\,}}} である。この差をとると、 ( 1 − 2 ) ⋯ C u 2 + ( a q ) + Z n ( s ) → C u ( s ) + Z n 2 + ( a q ) {\displaystyle (1-2){\rm {\cdots Cu^{2+}(aq)+Zn(s)\rightarrow Cu(s)+Zn^{2+}(aq)\,}}} E ∘ = + 1.1 V {\displaystyle {\rm {E^{\circ }=+1.1V\,}}} E ∘ > 0 {\displaystyle {\rm {E^{\circ }>0}}} であるので、この反応自発的に起こる。

※この「標準電極電位を使った起電力の求め方」の解説は、「標準電極電位」の解説の一部です。
「標準電極電位を使った起電力の求め方」を含む「標準電極電位」の記事については、「標準電極電位」の概要を参照ください。

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