東京2泊3日70km
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「水曜どうでしょうの企画 (日本国内)」の記事における「東京2泊3日70km」の解説
1998年3月4日 - 25日放送、全4夜。 DVD第10弾『東京2泊3日70km/マレーシア・ジャングル探検』に収録。 大泉が企画の冒頭で「行きたい」と挙げた東京都の各名所を“全て歩いて回る”という企画。テレビ放送時は「東京ウォーカー」という企画名で放送されたが、これは首都圏において発売されている 雑誌『東京ウォーカー』(角川書店、現:KADOKAWA・角川マガジンズBC)を大泉が愛読している、ということからこの企画が生み出されたという伏線と、企画内容がそのままタイトルにされた。全行程を徒歩で移動すると知らずに長距離を設定し、寝不足の上に雨中を革靴で歩いた大泉は、2日目に宿泊したホテルで「番組を降りる」と発言。後述の「バス移動」宣言に繋がっている。 この企画から画面の四隅に企画テロップが表示されるようになり、レギュラー放送終了後の「ジャングル・リベンジ」まで同様の編集が続いた。 初日は北海道新聞の取材班、2日目は「テレビブロス」(東京ニュース通信社)の取材班が同行取材。ただし、前者は「最後まで付いて行く」と発言しながら3kmでリタイア・離脱し、後者も六本木に到達した所で同行取材を終了した。 主な目的地場所備考-羽田空港 スタート地点。空港の敷地を徒歩で脱出できず、空港窓口 で薦められたルートの「(当時の)国際ターミナル付近まで行く羽田東急ホテルの無料送迎バス」を用いた。なお、実際には撮影当時でも羽田空港から徒歩で出ることは可能だったが、どうでしょう班がルート選択を誤ったことからこの結果に至った。 -多摩川緑地広場硬式野球場(旧・巨人軍多摩川グラウンド) 近くを通ったことから「読売ジャイアンツの練習風景を取材する」という触れ込みで訪れ、擬似インタビュー形式で大泉が長嶋茂雄の物真似を披露する。 1田園調布の高級住宅街と田園調布駅 -高輪プリンスホテル(現:グランドプリンスホテル高輪)で1泊 当初泊まる予定だった品川プリンスホテルが満室だったため、予定を変更。 2お台場 徒歩でレインボーブリッジ(レインボープロムナード)を経由 してお台場海浜公園へ到着。この時、大泉は場所柄から「フジテレビの展望台に入る」ことを所望するも、藤村Dがテレビ朝日系列局であるHTBにとっては系列外であること、自らが“サラリーマンである”ことを理由として訪れるのを制し、断念した。 3六本木 「レインボーブリッジを渡るのと価格が大差ない」ということで水上バスに乗船し、日の出桟橋(浜松町)に移動。経由した東京タワーは大泉1人が登ることになったほか、TBS・テレビ朝日(旧六本木センター側)の近くを通るも「体力がない」とし、道路を横断して近くへ行くのを断念した。 4武道館 国会議事堂と最高裁を経由。「サイコロ4」で誕生した大泉の「登山家」が再登場した。 -両国国技館 神田神保町と秋葉原を経由。国技館前で「土俵入り」を行い、満足した後厩橋を渡って浅草へ向かった(放送時は「両国橋を戻る」と字幕が出たが、DVDでは修正)。 5浅草(浅草ビューホテル)で1泊 翌日到着予定の大泉学園行きに大泉が当初強気な態度を示し、「行けなかったら番組を降りる」「6時起床、6時35分出発」と宣言したものの、徐々に態度を軟化させ「(行く方法は)乗り物乗り物、バスで行く」と発言。 6練馬区大泉学園駅南口 宿泊地の浅草からかなりの距離があったものの、放送では謎の編集が施され、前日のホテルから大泉学園到着までの行程は「翌日」というテロップだけで省略された。ラストにはタイトルのテロップにも「2泊3日 70 km43 km(厳密には取り消し線ではなく赤色の×印)」と表示されるなど、番組の企画と矛盾したインチキが行われたことが分かるようになっている。DVDではホテルを出発後、都営バスの浅草公園六区バス停(池袋駅東口方面)から乗車したことが示されたが、以降は行程が示されていない。 備考 ^ 数字は大泉が目的地を巡るための順番であり、それ以外の場所は経由地として「(-)」とした。 ^ DVD版ではカットされているが、藤村Dは副音声でその理由を「窓口の人がバスの乗車を促したように見えるから」としている。 ^ 番組中でも「『読売巨人軍』と書かれたポストしか立っていない」などから、同地が練習場か信憑性が疑われたものの、この当時既に練習拠点は置かれていなかった(1985年に読売ジャイアンツ球場へ移転したため、この年の3月末まではサブ練習場としての利用が主)。 ^ レインボーブリッジは徒歩による通行も有料だった(2000年3月まで)。このためどうでしょう陣も1人あたり300円の通行料を支払うことになり、これが後述の水上バスに乗船する遠因となった。 ^ 現在の大泉学園駅は再開発が行われた為、映像の光景はない。
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