本格的なキャリアへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 14:09 UTC 版)
「ジェシカ・シンプソン」の記事における「本格的なキャリアへ」の解説
1999年「21世紀のマライア・キャリー」のキャッチコピーで大々的に売り出され、シングル「アイ・ウォナ・ラヴ・ユー・フォーエヴァー」でデビュー。ビルボードHOT100において、最高3位を5週連続にわたって記録する大ヒットとなり、華々しいデビューを飾る。その後、ファースト・アルバム『Sweet Kisses』をリリース。まだ見ぬ未来の夫に捧げたという「Heart Of Innocence」では作詞にも参加し、「結婚するまで純潔を守る」と発言した。 2000年「アイ・シンク・アイム・イン・ラヴ」や「Where You Are」(当時の恋人ニック・ラシェイとのデュエット)が、ファースト・アルバム『Sweet Kisses』からシングル化。アルバムは最高25位ながら地道にロングヒットを続け、全米で200万枚、世界で400万枚近い売り上げを記録した。 2001年セカンド・アルバム『イレジスタブル』をリリース。ダンス・ミュージック、R&Bテイストを取り入れたこのアルバムは全米で最高6位を記録し、100万枚近くを売り上げた。このアルバムは、ジェシカをブリトニー・スピアーズのような存在にしたいというレコード会社の方針に沿って作られたアルバムだったが、後にジェシカが「それは自分らしくなかった」とも語っている。アルバムのラストには、本人が人生の一部だと語るゴスペル・スタンダード・ナンバー「His Eye Is On The Sparrow」を収録。 2002年ナインティーエイト・ディグリーズ (98°) のメイン・ボーカル、ニック・ラシェイと結婚。2人の出会いは、1999年にジェシカがナインティーエイト・ディグリーズのツアーのオープニングアクトを務めた時までさかのぼる。 2003年結婚後初となるサード・アルバム『イン・ディス・スキン』をリリース。アメリカのチャートで初登場10位を記録。シンプルでマイルドなバラードが多く収められ、アルバムのソングライティングにも積極的に自身が参加し、ありのままのジェシカ・シンプソンを表すような一枚となった。 過去2作のアルバムは曲制作にはあまり関与していなかったため、今回のアルバムに対するリスナーの反応にプレッシャーを感じていたが、結果は大成功となる(後述)。 夫ニックとの新婚生活を描いたMTVのリアリティ番組『ニューリーウェッズ 新婚アイドル:ニックとジェシカ (Newlyweds: Nick and Jessica)』が放送開始された。 2004年『ニューリーウェッズ 新婚アイドル:ニックとジェシカ』が特大ヒットとなる。一時期影が薄くなりかけていたが、ここに来て再ブレイクする。 本業の音楽のほうも、『In This Skin』からのシングル「With You」(番組とリンクしたミュージック・ビデオになっている)が大ヒット。一度圏外になったアルバムもみるみるうちにランクアップし、最高2位を記録。全米だけで300万枚以上を売り上げるキャリア最大のヒット作となった。 11月にはクリスマス・アルバム『リジョイス』をリリース。このアルバムは、クリスマスが大好きだった亡くなった祖母のジョイスにちなんで名づけられたタイトルで、本人の思い入れも強いアルバムとなった。夫のニック・ラシェイとのデュエット曲や、この年に歌手デビューした実妹のアシュリー・シンプソンとのデュエット曲も収録。 2005年本格的な女優デビューとなる初主演映画『デュークス・オブ・ハザード』(The Dukes Of Hazzard) が公開され、全米で興行収入1位を記録する大ヒットを記録。ジェシカによる主題歌「にくい貴方 (These Boots Are Made for Walkin')」(ナンシー・シナトラのカバー曲)もヒットと順調にキャリアを積んでいく。 11月に夫ニック・ラシェイとの破局を発表。離婚へ向けて動き出した。『ニューリーウェッズ 新婚アイドル:ニックとジェシカ』で人気を集めたカップルの破局は、全米中に衝撃を与えた。婚姻生活は約3年だった。離婚の原因については様々な憶測がされているが、真相は定かではない。 2006年前作から3年ぶりとなるアルバム『ア・パブリック・アフェア』をリリース。このアルバムはソングライター、そしてプロデューサーとしてもジェシカ自身が大きく関わった意欲作となった。先行シングルとなった「A Public Affair」はマドンナの「ホリデイ」を彷彿させるポップソングで、ミュージック・ビデオにはクリスティーナ・ミリアン等の同業者が友情出演し話題となる。しかし、アルバム発売前後に喉を痛めてしまって十分なプロモーションをできなかった影響や離婚によるイメージダウンもあってか、売り上げは前作より大幅に減少した。 2007年アメリカのシンガーソングライターであるジョン・メイヤーとの交際が話題になったが、数か月で破局する。その後、ダラス・カウボーイズのQBトニー・ロモとの交際を開始する。 アルバム『ア・パブリック・アフェア』を、全米でのリリースから数か月遅れでイギリスやドイツなどのヨーロッパ圏でもリリース。 自身のファッションブランドである「ジェシカ・シンプソン」を立ち上げた。 2008年アルバム『ドゥー・ユー・ノウ』をリリース。今作はカントリー・ミュージックを基調とした作品になっている。ジェシカは以前よりカントリーを歌うことを希望しており、それが叶うことになった。「カントリーは自分の魅力を最大限に出せる」とも発言。アメリカとカナダのカントリー・アルバムチャートでは1位を獲得。 2009年デビュー10周年。 激太りなどのゴシップの話題ばかりが先行。過激な報道に見かねた実妹のアシュリー・シンプソンがメディアに反撃に出たこともある。 テレビ番組の企画で久々の来日も果たした。 2010年『The Price Of Beauty』という世界の美をテーマにしたリアリティ番組を開始。 元NFL選手エリック・ジョンソン(英語版)と5月に交際を始め、11月11日に婚約した。 2枚目のクリスマス・アルバムとなる『Happy Christmas』を発売。 2011年自身のファッションブランドが好調で、10億ドル(約837億円)の収益を見込んだ。 2012年5月1日、エリック・ジョンソンとの間の第一子を出産。
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