本格生産開始と販路の確立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 08:04 UTC 版)
「鈴木政吉」の記事における「本格生産開始と販路の確立」の解説
1885年、名古屋区東門前町(現在の東区東桜)の貸屋でヴァイオリン製造を始め、1889年には長男・梅雄が誕生する。同年には東京銀座の共益商社、大阪の三木佐助とも契約を結び販路を拡大した。1890年北側の家を300円を投じて購入、本格的な生産に入る。なお、政吉の弟子は7、8人いたが、いずれも彼の知人で、士族出身者であった。1888年にはオルガン製作を行っていた山葉寅楠(ヤマハ創業者)と契約を結ぶ(その後も鈴木と山葉は交流を持った)。1889年にアメリカ視察旅行に出かけた山葉は鈴木のヴァイオリンを持参し、税関に保管されたりして、面倒をかけたという。なお、この旅行には政吉はいっていない。
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