日本女子サッカーの誕生とは? わかりやすく解説

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日本女子サッカーの誕生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 19:51 UTC 版)

女子サッカー」の記事における「日本女子サッカーの誕生」の解説

日本のサッカーにおける女子サッカー歴史それほど長くない大正年代香川県立丸亀高等女学校生徒たちが袴姿でサッカーをする様子撮影した写真現存しており、クラブチーム東京蹴球団には女性選手が2名所属していたという。しかし、その後女性サッカー携わるのは、おもにマネージャーなどが主であった1960年代から70年代にかけて競技を行う女性少しずつ見られはじめ、1966年11月には神戸市立福住小学校で「福住女子サッカースポーツ少年団」が誕生。同じ年には神戸女学院中学部3年生によるチーム誕生し、翌1967年3月19日にはこの2チームによる対戦が、神戸市王子陸上競技場開催された「第1回神戸サッカーカーニバル」での一戦として行われた。この試合では主審および2名の副審も、すべて女性担当した1972年には東京FCジンナン誕生その後関東地方において、望月三起也設立したワイルド・イレブン・レディース(横浜)、三菱重工女子サッカー部 (三菱重工社員中心としたクラブ)、三菱養和レディース実践女子大学サッカー同好会などが誕生し京浜女子リーグ、チキンフットボールリーグ (東京都)、横浜女子サッカーリーグなどのリーグ設立された。 一方で1976年神戸市神戸FC女子チーム (神戸FCレディース)、三重県上野市伊賀上野くノ一設立された他、1978年には清水市立入江小学校サッカー指導にあたっていた杉山四郎によって清水第八スポーツクラブが、また大阪府高槻市では高槻女子フットボールクラブ (スペランツァFC大阪高槻前身とは別のチーム) が設立された。関西地区においては関西女子サッカーリーグ設立され神戸女学院 (中学部高等学部)や高槻女子FC大阪FCレディース (現バニーズ京都SC) などが参加した1979年FIFA各国のサッカー協会宛てに、女子サッカー管轄下において普及と発展努める旨の通達出した事を受けて日本女子サッカー連盟設立されベルリンオリンピック時の日本代選手であった加納孝会長就任した立ち上げ運営継続には初代理事長森健兒ら、三菱グループ尽力があった。初期会議三菱養和会議室行われたという。この団体その後日本サッカー協会加盟団体となり、女子サッカー正式に協会管轄下に入った1980年には全日本女子サッカー選手権大会開催され男子サッカー天皇杯全日本サッカー選手権大会にあたる大会として日本全国チーム対象とするトーナメントが行われるようになった第1回大会ではFCジンナン高槻女子FC決勝戦進み2-1勝利したジンナンが初代チャンピオンとなった第2回大会から第8回大会までは、清水第八SCが7連覇した第1回・第2回大会までは、8人制25ハーフ4号使用行われていたが、第3回大会より11人制グラウンド面積男子サッカーと同じ大きさとなり、第4回大会では試合時間25ハーフから30ハーフ変更された。第7回大会からは、試合用ボール男子と同じ5号球に変更された。 1980年代後半より、FIFA女子ワールドカップ新設前提とする国際親善大会の開催 (1988年) や、1990年度アジア競技大会における女子サッカーの正式種目への採用など、国際状況変化する中で、所属クラブにおける試合経験を積むための場所がない事が問題とされた。1989年日本女子サッカー連盟全国リーグ設立という結論達し日本女子サッカーリーグ設立された。 以後長らく日本女子サッカーリーグなでしこリーグ)を頂点とするリーグ体系維持されてきたが、女子サッカーについてもプロリーグ設立求め意見多くなってきたことから、2021年新たにプロリーグとしてWEリーグ発足しなでしこリーグはアマチュアリーグとなる(男子サッカーにおけるJリーグJFLのような関係)。

※この「日本女子サッカーの誕生」の解説は、「女子サッカー」の解説の一部です。
「日本女子サッカーの誕生」を含む「女子サッカー」の記事については、「女子サッカー」の概要を参照ください。

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