排日移民法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 排日移民法の意味・解説 

排日移民法

(日本人移民排斥運動 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/24 11:42 UTC 版)

排日移民法(はいにちいみんほう)は、1924年7月1日に施行されたアメリカ合衆国の法律の日本における通称である。正確には1924年移民法(Immigration Act of 1924)、またはジョンソン=リード法(Johnson–Reed Act)であり、日本人移民のみを排除した法律ではない。この法律では、各国からの移民の年間受け入れ上限数を、1890年の国勢調査時にアメリカに住んでいた各国出身者数を基準に、その2%以下にするもので、1890年以後に大規模な移民の始まった東ヨーロッパ出身者・南ヨーロッパ出身者・アジア出身者を厳しく制限することを目的としていた。独立した法律があるわけではなく、既存の移民・帰化法に第13条C項(移民制限規定)を修正・追加するために制定された「移民法の一部改正法」のことを指す。


注釈

  1. ^ 日本本土からの移民の他、当時日本領であった朝鮮台湾からの移民も含む。
  2. ^ もっとも「移民拒否」は州の問題でなく連邦レベルの事柄であり、天皇のコメントには事実誤認もある

出典

  1. ^ 黄金門、桑港『世界一周』(青年文庫 ; 第1編) / 日本青年教育会編 (日本青年教育会, 1918)
  2. ^ 中町泰子「日系チャプスイレストランにおけるフォーチュンクッキーの受容」『年報非文字資料研究』第5号、神奈川大学日本常民文化研究所 非文字資料研究センター、2009年3月、173-186頁、ISSN 18839169NAID 120006603626 


「排日移民法」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「排日移民法」の関連用語

排日移民法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



排日移民法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの排日移民法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS