教科書裁判とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > > 訴訟 > 訴訟 > 教科書裁判の意味・解説 

きょうかしょ‐さいばん〔ケウクワシヨ‐〕【教科書裁判】

読み方:きょうかしょさいばん

昭和40年(1965)、高校日本史教科書執筆者である家永三郎が、文部省による教科書検定憲法禁じ検閲にあたり違憲であるとして、国を相手提訴した裁判


家永教科書裁判

(教科書裁判 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/17 05:50 UTC 版)

家永教科書裁判(いえながきょうかしょさいばん)は、高等学校日本史教科書『新日本史』(三省堂)の執筆者である家永三郎が、教科用図書検定(教科書検定)に関して、日本国政府を相手に起こした一連の裁判1965年提訴の第一次訴訟、1967年提訴の第二次訴訟、1984年提訴の第三次訴訟がある。1997年、第三次訴訟の最高裁判所判決をもって終結。初提訴より終結まで計32年を要した為、「最も長い民事訴訟」としてギネス世界記録に認定された[1](その後、アメリカ合衆国で行われた別の裁判により記録が更新された[2])。


  1. ^ 1974年 家永教科書裁判”. www.jicl.jp. 2020年10月15日閲覧。
  2. ^ Longest running civil court case by an individual” (英語). Guinness World Records. 2022年9月7日閲覧。
  3. ^ 当初は5月中旬提訴予定だった。これはテレビドラマ判決』(日本教育テレビ東映)の一編として、教科書問題をテーマに制作された「佐紀子の庭」が同年5月19日に放送予定であったことと関連する。家永はこの作品に脚本協力として携わっており、この放送と同時期に提訴することを考えていた。しかし、内容が問題視されたことで放送中止となったため、提訴も6月12日に延期したという経緯がある[要出典]
  4. ^ ジュリスト』 1026号 [要ページ番号]


「家永教科書裁判」の続きの解説一覧

教科書裁判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 01:27 UTC 版)

高嶋伸欣」の記事における「教科書裁判」の解説

筑波大学附属高校教員時代1992年平成4年)、一橋出版から1994年平成6年)度以降用いられる新教育課程用の教科書新高現代社会』の近現代史執筆担当したが、高嶋執筆した4箇所記述について文部省検定官より修正求められた。これに対し高嶋検定官修正に関する協議持たれたが、結果的に12月になって高嶋担当分は採用しないとの結論達し、4箇所記述を含む記事全て教科書から削除された。 翌1993年平成5年)、高嶋検定官行為不服として横浜地方裁判所提訴以後一連の裁判は「横浜高嶋教科書訴訟」と呼称される。1995年平成7年3月一審横浜地裁被告である国に対し検定意見には裁量権逸脱乱用がある」として、20万円損害賠償命じ判決下した被告の国は即時抗告し同年10月二審東京高裁地裁判決覆して一転高嶋訴え全面的に退けた。続く最高裁でも2005年平成17年12月上告棄却した。

※この「教科書裁判」の解説は、「高嶋伸欣」の解説の一部です。
「教科書裁判」を含む「高嶋伸欣」の記事については、「高嶋伸欣」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「教科書裁判」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



教科書裁判と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「教科書裁判」の関連用語

教科書裁判のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



教科書裁判のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの家永教科書裁判 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの高嶋伸欣 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS