ウィキペディア日本語版との比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 23:08 UTC 版)
「日本大百科全書」の記事における「ウィキペディア日本語版との比較」の解説
2009年9月末時点でのウィキペディア日本語版(当時の項目数は約60万項目以上)を対象とし、『日本大百科全書』内の「日本の政治問題」に相当するウィキペディア日本語版の項目と比較して定量的分析を行った研究がある。 全体的な傾向としては、一つの記事の平均記述量は日本大百科全書1083.3文字に対し、ウィキペディア3531.5文字(共に解説文テキストの抽出を主眼とし、見出し、関連項目、外部リンク等は抽出対象外)であったが、「日本の政治問題」に含まれた132項目に相当する記事がウィキペディアで全く見つからないケースが15項目あった。また「日米安全保障条約」「教科書裁判」のような記事では、当時は日本大百科全書の方が記述文字数が長く、ウィキペディア日本語版ではユーザーの関心や適切な参考文献を得にくい記事は短くなる傾向にあると推定されている。なお、固有名詞の出現頻度が高い順に観察すると両者の傾向は類似し、『日本大百科全書』でほとんど出現しないがウィキペディア日本語版では高頻度で出現した固有名詞は、新聞や雑誌などマスメディアの名称であった。
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