摘家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:36 UTC 版)
「Dr.スランプの登場人物」の記事における「摘家」の解説
中華人民共和国の山奥にある村・鍔北弊(つばぺっぺい)からペンギン村に来た一家。宇宙船「烈津號(れっつごう)」に乗って一家で月旅行へ出たが、アラレの「んちゃ砲」(アニメ第2作ではラグビーボール)を受けて烈津號が故障し、ペンギン村の則巻家隣に不時着。そのまま烈津號を自宅として村に住むようになる。原作では、彼らは家族以外の相手と会話する際には、協和語調の話し方(いわゆる「〜ある」という言いまわし)で話しているが、家族同士で話をする時には、日本語の会話文に無理やり漢字を当てはめた言葉で喋っている(中には記号や、英語の発音を当てたものもある)。10年後には、両親は中国に帰っている(烈津號は結局直らず、旅客機で帰った)。作中では、突詰が新聞配達の仕事をしている描写がある以外は、どのようにして家族の生活費を稼いでいるのか謎である。 鳥山は「たぶん昔からよく観ていたカンフー映画からの発想で生まれた。とにかくコミカルな要素の多い、ジャッキー・チェン映画からの影響は大きいかもしれない。揃って妙な家族にすれば楽しいかなと思った。たぶん中国旅行に行ったりして中国がマイブームになっていたんじゃないかと思う。その後、突詰が悟空に、親父が亀仙人にと、ドラゴンボールへ発展していったんじゃないかと思う」と語っている。 摘突詰(つん つくつん) 声 - 千葉繁(アニメ第1作、劇場版第5作)、田中和実(劇場版第7作)、置鮎龍太郎(アニメ第2作) 摘一家の長男。鶴燐の弟でアラレやあかねと同学年。『ドラゴンボール大全集』の設定ではエイジ732年生まれ。初登場時15歳。女性が苦手で、女性に触られるとトラの姿に変身する特異体質で、男性に触ると元に戻る。アラレはロボットなので影響を受けなかったが、アニメでは同じロボットであるオボッチャマンに触れてトラから人間の姿に戻ったことがある。拳法の達人で、常に体を鍛えている。非常にまじめで温厚な好青年だが、本気で激怒すると理性を失った野獣のようになり、アラレやガッちゃん2人を返り討ちにした茶ビン魔人すらも倒してしまうパワーを発揮するが、本人にその間の記憶は無い。第2回ペンギングランプリでは自転車(鶴天が超パワーのバイクを作ったが、大き過ぎて人間には乗れなかった)での参戦ながら、アラレたちに次ぐ2位という大健闘だった。 後に、あかねと恋人関係になり(烈津號が直りそうでお別れと思った際に告白)、10年後の未来では彼女の夫としてコーヒーポットに住んでいる模様(アニメ第2作では克服と同時にトラに変身しなくなる面があった)。小学園の教師になっており、功夫道場の先生もしている。 摘鶴燐(つん つるりん) 声 - 三田ゆう子(アニメ第1作、劇場版第4作 - 第5作)、桑島法子(アニメ第2作) 摘一家の長女。突詰の姉でタロウと同学年。『ドラゴンボール大全集』の設定ではエイジ730年生まれ。超能力を持ち、自分の体や物体を浮かせたり、瞬間移動などができる。弟の突詰は彼女に頭が上がらない。年齢の割に身長は低く、突詰より年下にも見える外見だが、可憐な風貌から学園の男子生徒にもモテる。怒りで超能力を爆発することがある。 後に、タロウと恋人関係になり、10年後の未来では彼の妻として専業主婦になっている。 摘鶴天(つん つるてん) 声 - 大竹宏(アニメ第1作) 、矢田耕司(アニメ第2作) 摘一家の大黒柱で、突詰と鶴燐の父親。禿頭、眼鏡をかけている。アニメ第1作では、1986年のとき45歳と自己紹介していた。鍔北弊の発明家で「烈津號」を製作した。スケベなので千兵衛とは気が合うが、千兵衛よりも積極的にセクハラや痴漢行為を実行し、その度に相手や妻に殴られる。寝ている鶴燐のパンツを見て超能力でぶっ飛ばされたこともある。妻には頭が上がらない恐妻家。アニメ1作では千兵衛とよくキャバレーに行っている。クリキントンにも千兵衛以上のスケベと評されている。 摘詰角田野廷遊豪(つん つんつのだのていゆうごう) 声 - 中野聖子(アニメ第1作)、富沢美智恵(アニメ第2作) 鶴天の妻であり、突詰と鶴燐の母親。中国拳法やハンマーを使って、スケベな夫を諌める。鍔北弊を発つ時に洗濯物を取り込み忘れ、ずっとそれを気にしている。名前の元ネタは当時放送していた自転車メーカーツノダのCM。第2作では摘多香麺之秘宝(つん たーかーめんのひほう)と改名されている(アニメのキャスト・クレジットでは、第1作は「摘おかあさん」アニメ第2作は「摘おくさん」と表記)。口元にホクロがある。
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