摘発とその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/18 15:30 UTC 版)
「ワールドオーシャンファーム」の記事における「摘発とその後」の解説
2007年2月ごろ、社長らが資金洗浄のために48億円をアメリカに送金したことがFBIの捜査により発覚、アメリカに滞在していた社長らをFBIが問いただしたところフィリピンへ逃亡したことで事件が発覚。日本テレビの報道番組『バンキシャ』の取材班がフィリピンを訪れ、「東京ドーム450個分」と謳われた養殖場が存在しないことを報道すると日本各地で被害者の会が設立された。これらの動きを受けて警視庁が捜査を開始すると、会長は偽造パスポートを用いて国外逃亡したものの、2008年1月には出入国管理及び難民認定法違反で逮捕された。この後、債権者から破産手続き開始の申し立てがなされ、2008年5月22日に東京地方裁判所が破産手続開始を決定したことにより、組織として完全に消滅することとなった。2008年7月2日には、会長を始め10数人が詐欺容疑で再逮捕。中には、詐欺を知りつつ投資話を広めていたとして一部の参加者も含まれていた。 2009年5月28日、東京地方裁判所(戸倉三郎裁判長)は元会長に懲役14年の判決を言い渡した。
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