怡土城とは? わかりやすく解説

いと‐じょう〔‐ジヤウ〕【怡土城】

読み方:いとじょう

福岡県糸島市にあった城。新羅(しらぎ)に対す防備のために神護慶雲2年768)に完成伊都氏のいたという高祖山の西斜面築かれ大宰府守護城門礎石などが残る。


怡土城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/15 03:26 UTC 版)

怡土城(いとじょう / いとのき)は、筑前国怡土郡高祖山(現在の福岡県糸島市高来寺・大門・高祖)にあった日本古代山城(分類は中国式山城)。城跡は国の史跡に指定されている。


注釈

  1. ^ 古代山城・式内社の重複として、周防国石城山城石城神社(式内小社)、讃岐国城山城城山神社(式内名神大社)、筑後国高良山城高良大社(式内名神大社)の例が知られる(津森明 「城山神社」『日本の神々 -神社と聖地- 2 山陽・四国』 白水社、1984年)。

原典

  1. ^ 『続日本紀』天平勝宝8歳(756年)6月甲辰(22日)条。
  2. ^ 『続日本紀』天平宝字3年(759年)3月庚寅(24日)条。
  3. ^ 『続日本紀』天平宝字8年(764年)正月己未(21日)条。
  4. ^ 『続日本紀』天平神護元年(764年)3月辛丑(10日)条。
  5. ^ 『続日本紀』神護景雲2年(768年)2月癸卯(28日)条。
  6. ^ 『日本三代実録』元慶元年(877年)9月25日条。

出典

  1. ^ a b c d e 怡土城跡(平凡社) 2004.
  2. ^ a b c 国指定史跡怡土城跡 2006, pp. 1–3.
  3. ^ a b 怡土城跡(糸島市ホームページ)。
  4. ^ a b c d e f g 怡土城跡 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 国指定史跡怡土城跡 2006, pp. 6–12.
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 新修志摩町史 上巻 2009, pp. 259–265.
  7. ^ a b c 国指定史跡怡土城跡 2006, pp. 4–5.
  8. ^ 新修志摩町史 上巻 2009, pp. 225–231.
  9. ^ 新修志摩町史 上巻 2009, pp. 231–234.
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay 国指定史跡怡土城跡 2006, pp. 88–101.
  11. ^ 「高祖神社」『日本歴史地名大系 41 福岡県の地名』 平凡社、2004年。
  12. ^ 『金武青木 -金武西地区基盤整備促進事業関係調査報告-(福岡市埋蔵文化財調査報告書 第1146集)』 福岡市教育委員会、2012年、pp. 83-86。 - リンクは奈良文化財研究所「全国遺跡報告総覧」。
  13. ^ 「高祖城跡」『日本歴史地名大系 41 福岡県の地名』 平凡社、2004年。
  14. ^ 怡土城も危機 土塁がくずれる『朝日新聞』1970年(昭和45年)6月27日朝刊 12版 22面
  15. ^ a b 怡土城(日本大百科全書).
  16. ^ 令和5年3月20日文部科学省告示第18号。
  17. ^ 有形文化財一覧(糸島市ホームページ、2016年5月12日更新版)。
  18. ^ a b 向井一雄 2017, pp. 185–188.


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怡土城

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高祖山」の記事における「怡土城」の解説

詳細は「怡土城」を参照 西斜面一帯には、天平勝宝8年6月756年)から神護景雲2年2月768年)まで約12年歳月をかけて、吉備真備途中から佐伯今毛人交代)が築いた怡土城があった。

※この「怡土城」の解説は、「高祖山」の解説の一部です。
「怡土城」を含む「高祖山」の記事については、「高祖山」の概要を参照ください。

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