一ノ坂礎石群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 05:43 UTC 版)
城域南東部に位置する(北緯33度32分48.27秒 東経130度15分49.55秒 / 北緯33.5467417度 東経130.2637639度 / 33.5467417; 130.2637639 (一ノ坂礎石群))。1936年(昭和11年)に発掘調査が実施され、礎石15個(いずれも自然石:上面が平らで柱座の造り出しは無い)が検出されている。建物は桁行(間口)3間・梁間(奥行)2間であるが、別に中央列の中心に礎石1個が、その両側にも小さい礎石2個が認められる。礎石の中心間距離は10尺(約3メートル)。また基壇と見られる石垣が認められる。出土遺物としては瓦(平瓦・熨斗瓦)片・土器片がある。中世の土師皿も検出されていることから、中世の高祖城の一郭として再利用されたと推測される。
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