便の色・尿の色
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便の色・尿の色(べんのいろ・にょうのいろ)では人の便(大便)と尿の色について記述する。健康な人の便・尿は一部の例外を除いて、食物・飲み物の色に関わらず便は黄土色、尿は淡黄色〜黄色の特徴的な色を示す。
注釈
- ^ 乳児や長期病臥者ではオムツや採尿バッグが青色や紫色に染まることがある。オムツや採尿バッグにおいて尿中のインディカンが細菌の働きで変化し色素が現れるのである。したがって排出されたばかりの尿そのものは黄色である。-河合 忠、屋形 稔、伊藤 喜久 編集『異常値の出るメカニズム』第5版、医学書院、2008年、ISBN 978-4-260-00560-9、p.16
出典
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- 1 便の色・尿の色とは
- 2 便の色・尿の色の概要
- 3 便・尿の色の異常一覧
尿の色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 05:38 UTC 版)
腸で生成されたウロビリノーゲンの一部は再吸収され血液中に入る。このウロビリノーゲンは門脈循環で再度胆汁に排出されるものもあるが、一部は尿として排出される。尿に排出されたウロビリノーゲンは酸化されウロビリン(ウロクローム)になり、ウロビリンは尿を特徴的な黄色にする。 脱水尿色チャートを使うと、尿の色によって簡易的に脱水状態を知ることができる。 状態水分摂取の行動問題無し 普段通りに水分摂取 問題無し コップ1杯の水分を摂取 脱水 1時間以内に 250ml の水分を摂取屋外あるいは発汗していれば 500ml の水分を摂取 脱水 今すぐ 250ml の水分を摂取屋外あるいは発汗していれば 500ml の水分を摂取 脱水 今すぐ 1000ml の水分を摂取この色より濃い、あるいは「赤色」「茶色」が混ざっていたら直ちに医療機関へ ※厚生労働省 職場の安全サイト「尿の色で脱水症状チェック」の記載を参考。(表示環境によって色調が異なります)
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尿の色
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脱水尿色チャートを使うと、尿の色によって簡易的に脱水状態を知ることができる。 状態水分摂取の行動問題無し 普段通りに水分摂取 問題無し コップ1杯の水分を摂取 脱水 1時間以内に 250ml の水分を摂取屋外あるいは発汗していれば 500ml の水分を摂取 脱水 今すぐ 250ml の水分を摂取屋外あるいは発汗していれば 500ml の水分を摂取 脱水 今すぐ 1000ml の水分を摂取この色より濃い、あるいは「赤色」「茶色」が混ざっていたら直ちに医療機関へ ※厚生労働省 職場の安全サイト「尿の色で脱水症状チェック」の記載を参考。(表示環境によって色調が異なります)
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尿の色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 01:32 UTC 版)
通常、尿の色は、赤血球のヘモグロビンが老化して排出される処理でウロビリノーゲンとなり、それが酸化したウロビリンや過剰なビタミン等により着色され無色-黄色-こげ茶色となる。それ以外の色の場合は、何かしらの内臓疾患の疑いがある。
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