尿の色とは? わかりやすく解説

便の色・尿の色

(尿の色 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/22 07:41 UTC 版)

便の色・尿の色(べんのいろ・にょうのいろ)では便(大便)尿の色について記述する。健康な人の便・尿は一部の例外を除いて、食物飲み物の色に関わらず便は黄土色、尿は淡黄色黄色の特徴的な色を示す。


注釈

  1. ^ 乳児や長期病臥者ではオムツや採尿バッグが青色や紫色に染まることがある。オムツや採尿バッグにおいて尿中のインディカンが細菌の働きで変化し色素が現れるのである。したがって排出されたばかりの尿そのものは黄色である。-河合 忠、屋形 稔、伊藤 喜久 編集『異常値の出るメカニズム』第5版、医学書院、2008年、ISBN 978-4-260-00560-9、p.16

出典

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  19. ^ a b c d 河合忠、屋形稔、伊藤喜久 編集『異常値の出るメカニズム』第5版、医学書院、2008年、ISBN 978-4-260-00560-9、pp.18-19
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尿の色

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便の色・尿の色」の記事における「尿の色」の解説

腸で生成されウロビリノーゲン一部再吸収され血液中に入る。このウロビリノーゲン門脈循環再度胆汁排出されるものもあるが、一部は尿として排出される。尿に排出されウロビリノーゲン酸化されウロビリンウロクローム)になり、ウロビリンは尿を特徴的な黄色にする。 脱水尿色チャートを使うと、尿の色によって簡易的脱水状態を知ることができる。 状態水分摂取行動問題無し 普段通り水分摂取 問題無し コップ1杯の水分摂取 脱水 1時間以内に 250ml の水分摂取屋外あるいは発汗していれば 500ml の水分摂取 脱水 今すぐ 250ml の水分摂取屋外あるいは発汗していれば 500ml の水分摂取 脱水 今すぐ 1000ml の水分摂取この色より濃い、あるいは「赤色」「茶色」が混ざっていたら直ち医療機関へ ※厚生労働省 職場の安全サイト「尿の色で脱水症状チェック」の記載参考。(表示環境によって色調異なります

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尿の色

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熱中症」の記事における「尿の色」の解説

脱水尿色チャートを使うと、尿の色によって簡易的脱水状態を知ることができる。 状態水分摂取行動問題無し 普段通り水分摂取 問題無し コップ1杯の水分摂取 脱水 1時間以内に 250ml の水分摂取屋外あるいは発汗していれば 500ml の水分摂取 脱水 今すぐ 250ml の水分摂取屋外あるいは発汗していれば 500ml の水分摂取 脱水 今すぐ 1000ml の水分摂取この色より濃い、あるいは「赤色」「茶色」が混ざっていたら直ち医療機関へ ※厚生労働省 職場の安全サイト「尿の色で脱水症状チェック」の記載参考。(表示環境によって色調異なります

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尿の色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 01:32 UTC 版)

「尿」の記事における「尿の色」の解説

通常、尿の色は、赤血球ヘモグロビン老化して排出される処理でウロビリノーゲンとなり、それが酸化しウロビリン過剰なビタミン等により着色され無色-黄色-こげ茶色となる。それ以外の色の場合は、何かしら内臓疾患疑いがある。

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