白濁尿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 05:38 UTC 版)
乳び尿とも呼ばれる。尿が白濁、乳白色になる原因には寄生虫病、膿尿、乳び尿(脂肪球)がある。尿が白濁していた場合、まずは膀胱炎や尿路細菌感染を疑う。尿を遠心分離器にかけ(尿沈査)顕微鏡観察で白血球を多く観察すると膿尿と診断される。白濁尿を加熱して混濁が消える場合には尿酸塩の沈殿の可能性が高い。アルカリ性の尿の場合にリン酸マグネシウムアンモニウム(ストルバイト)が結晶化して尿が白濁することがある。リン酸マグネシウムアンモニウムは酸性や中性の場合には析出しない。アルカリ尿となる原因の一つにウレアーゼ産生菌によるアンモニアの生成がある。
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