ミオグロビン尿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 05:38 UTC 版)
ミオグロビンは筋肉に含まれる色素。横紋筋融解症による急性腎不全、筋肉疾患、外傷によってミオグロビンが筋肉細胞から離れ血中に入り腎臓で尿に濾される。心筋梗塞などでも見られるが、心筋梗塞でははっきり尿が赤く見えるほど着色することはまれである。前述のヘモグロビン尿の場合、血漿にもヘモグロビンが混ざる為に尿と血漿の両方が赤くなるが、ミオグロビン尿の場合、血漿中のミオグロビンは速やかに尿に排出されるため、尿は赤くとも血漿の色は正常である。
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