ナフトールとは? わかりやすく解説

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ナフトール【naphthol】

読み方:なふとーる

ナフタレン水素原子1個が水酸基置換され化合物特有の臭気をもつ昇華性の針状または板状結晶には溶けにくいが、ベンゼン・エタノールなどには溶けやすい。防腐剤染料など原料化学式C10H7OH


ナフトール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/15 18:32 UTC 版)

1-ナフトール
 (1-Naphthol
識別情報
CAS登録番号 90-15-3
日化辞番号 J3.911J
KEGG C11714
特性
化学式 C10H8O
モル質量 144.17 g mol−1
示性式 C10H7OH
関連する物質
関連物質 ナフタレン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
2-ナフトール
 (2-Naphthol
識別情報
CAS登録番号 135-19-3
日化辞番号 J2.530E
KEGG C11713
特性
化学式 C10H8O
モル質量 144.17 g mol−1
関連する物質
関連物質 ナフタレン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ナフトール (naphthol) はナフタレンの水素を1個、ヒドロキシ基に置換した化合物で、フェノール類に分類される芳香族化合物である。ヒドロキシ基の置換位置が異なる2種類の異性体1-ナフトール2-ナフトール が存在する。化学工業では前者をα-ナフトール、後者をβ-ナフトールと呼ぶ。2-ナフトールは毒物及び劇物取締法に定める劇物に該当する[1]。法律上の名称は「ベタナフトール」。

ナフトール染料の原料などに用いる。ナフトール染料はアゾイック染料とも呼ばれる。

出典

  1. ^ 毒物及び劇物取締法 第2条: 定義、 別表第2 78”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局 (2019年6月27日). 2020年4月2日閲覧。 “2016年4月1日施行分”

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