専任指導者時代とは? わかりやすく解説

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専任指導者時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/04 01:43 UTC 版)

ハワード・ケンドール」の記事における「専任指導者時代」の解説

エヴァートン1度目専任指導者となった当初成績不振苦しみ1984年1月には解任寸前だったが、その後巻き返し、1983-84シーズンフットボールリーグカップでは決勝進出リーグカップ決勝ではリヴァプールFC敗れたが、同シーズンFAカップ決勝ではワトフォードFC破って優勝した。1984-85シーズンリーグ戦では2位リヴァプール勝ち点13大差付けて優勝UEFAカップウィナーズカップでは1回戦UCダブリンFCアイルランド)、2回戦SKブラティスラヴァチェコスロバキア)、準々決勝フォルトゥナ・シッタートオランダ)、準決勝バイエルン・ミュンヘンドイツ)、決勝SKラピード・ウィーンオーストリア)を倒して優勝FAカップでは2シーズン連続決勝進出した1985年5月にはヘイゼルの悲劇発生しイングランドクラブ欧州サッカー連盟(UEFA)によって欧州カップ戦出場剥奪された。財政的な支援目的としてフットボールリーグ組織したスクリーン・スポーツ・スーパーカップでは決勝進出したが、マージーサイド・ダービーとなった決勝リヴァプール敗れたリーグ戦FAカップでもリヴァプール後塵拝して2位終わり同一シーズンに3大会でライバルタイトル奪われる屈辱味わった。1986-87シーズンリーグ戦では、2位リヴァプール勝ち点9差を付けてタイトル奪還マージーサイドの2クラブはこの時代のイングランドサッカーの主役だった。グディソン・パークでの最初在任期間中には就任前とは全く別のチーム作り上げクラブ黄金期築いたピーター・リードトレヴァー・スティーヴンなどの若手選手小規模クラブから獲得し、彼らに出場機会与えて大きな成功収めたまた、アンディ・グレイなどの名が知られ選手獲得しグレイFAカップファーストディヴィジョンUEFAカップウィナーズカップなどのタイトル獲得助け得点挙げた1985年レスター・シティFC得点王24得点)に輝いたガリー・リネカー獲得しグレイアストン・ヴィラFC売却リネカーは1985-86シーズン30得点挙げ、2シーズン連続得点王タイトル獲得した。しかし、欧州カップ戦出場できない苛立ち抱えており、1987年エヴァートン離れたアスレティック・ビルバオ 1987年にはスペインアスレティック・ビルバオ監督就任したが、選手補強バスク人選手限られたアスレティック・ビルバオでは、大きな成功を収めることはできなかった。ニューカッスル・ユナイテッドFCからの監督就任オファー断ってアスレティック・ビルバオに留まったが、成績不振理由1989年11月15日解任された。この時期には、ボビー・ロブソン監督退任後のイングランド代表監督就任の噂が頻繁に報じられた。 マンチェスター・シティ 1989年12月7日イングランド戻ってマンチェスター・シティFC監督就任満足のいく14位で1989-90シーズン終えた1990 FIFAワールドカップ後にロブソン監督代表監督退任すると、後任監督候補には当然ケンドールの名前も挙がったが、ケンドールはすぐに噂を打ち消しフットボール・アソシエーション(FA)からのオファー辞退したロブソン監督後任にはグラハム・タイラー監督就任した1990年10月27日メイン・ロード行なわれマンチェスター・ダービーでは、マンチェスター・ユナイテッドFC相手3-3白熱した試合演じたエヴァートン2度目) 1990-91シーズン前半戦はファーストディヴィジョンの上位に定着し、強いマンチェスター・シティ作り上げたが、1990年11月7日、コリン・ハーヴェイ監督解任に伴い、再びエヴァートン監督就任した。「マンチェスター・シティでの活動はただの仕事だったが、エヴァートンとは結婚生活送っていた」と述べて移り身弁明した就任時のエヴァートンファーストディヴィジョン残留争い最中にあったが、すぐに流れ変えて9位でシーズン終えFAカップでは5回戦リヴァプール下して準々決勝進出した1991年夏にはモー・ジョンストンやピーター・ベアズリーなどを獲得したが、エヴァートン中位に留まり1993年12月4日辞任したギリシャノッツ・カウンティ 1994年にはギリシャシュコダ・クサンティFC監督就任したが、成功することなく短期間で職を離れた1995年1月ファーストディヴィジョンノッツ・カウンティFC監督就任1994-95シーズン前半戦ノッツ・カウンティ序盤戦悪夢の後ももがいていたが、ケンドール指導状況改善見せ、初采配試合から2戦連続勝利した。しかし、その後引き分け続き1995年4月、デレク・パヴィス会長ケンドール解任した。解任理由は完全には明らかにされていないケンドール解任後もノッツ・カウンティ成績伸び悩みシーズン終了後にディヴィジョン・ツー降格となった指導者経歴晩年 1995年12月シェフィールド・ユナイテッドFC監督就任した1995-96シーズンシェフィールド・Uを降格から救い1996-97シーズンには昇格プレーオフ出場したが、クリスタル・パレスFC敗れて昇格逃した1997年8月エヴァートン監督3度目就任果たしたが、1997-98シーズン中にはクラブ内部騒動巻き込まれた。また、最終節でようやく残留決め体たらくであり、シーズン終了後クラブ監督双方合意の上契約解除した1998年にはギリシャ・スーパーリーグエスニコス・ピレウスFC監督就任したが、4ヶ月在任期間中に勝ち点8しか獲得できず、順位表の底辺さまよっていたことから、1999年3月解任された。2001年にはイングランドの数クラブからオファー受けていたことを明かしたが、いずれのオファー断った。さらに、アイルランド共和国代表監督への興味明かしたが、結局イタリア人ジョヴァンニ・トラパットーニ監督就任したため、エスニコス・ピレウスがケンドール最後指導クラブとなった2005年には指導者としての功績認められイングランドサッカー殿堂入り果たした同年監督として殿堂入り果たしたのはケンドールウォルター・ウィンターボトム2人である。 2015年10月17日心臓麻痺死去したことが伝えられた。69歳没。

※この「専任指導者時代」の解説は、「ハワード・ケンドール」の解説の一部です。
「専任指導者時代」を含む「ハワード・ケンドール」の記事については、「ハワード・ケンドール」の概要を参照ください。

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