1995-96シーズン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 13:50 UTC 版)
「エリック・カントナ」の記事における「1995-96シーズン」の解説
ユナイテッドは数人の中心選手を放出し、ユースから昇格した選手たちを代わりに据えたが、開幕戦でアストン・ヴィラに1-3で敗れ、スタートでつまずいてしまった。 開幕戦での敗北から立ち直り、リーグで2位に付けて迎えた1995年10月1日のリヴァプール戦はカントナの復帰戦として多くの注目を集めていたが、他のクラブのファン、特に強いライバル関係にあるチームのサポーターや選手からは多くの挑発を受けることが予想されたので、カントナがイングランドのサッカーに再び適応することは出来ないのではないかと考える者もいた。 復帰戦では開始2分でニッキー・バットのゴールをアシストし、ライアン・ギグスが倒されて得たPKから自身もゴールを決めた。しかし、8ヶ月もの間実戦から離れていた影響は大きく、クリスマスを迎えるまでは良いパフォーマンスを発揮できず、チームも首位を走るニューカッスル・ユナイテッドから10ポイントのリードを奪われていた。 しかし、1月中旬にアップトン・パークで行われたウェストハム・ユナイテッドにカントナのゴールで勝利をしてから、リーグ戦で10連勝を記録した。ユナイテッドはカントナのゴールで1-0で勝つ試合が多く、3月9日のQPRとの試合に引き分け、得失点差で首位に立った。首位に立ってからは一度も順位を落とさず、リーグ戦最終日にリヴァーサイド・スタジアムで行われたミドルズブラ戦に3-0で勝利し、長く続いた優勝争いに終止符を打ち、4シーズンで3度目の優勝を飾った。 FAカップ決勝のリヴァプール戦ではスティーヴ・ブルースが欠場したため、キャプテンを務め、ミドルレンジからの巧みなボレーシュートでのゴールにより1-0で勝利し、ブリテン諸島以外の出身の選手として初めてFAカップを掲げた選手となり、チームも2度ダブルを達成した初のクラブとなった。後にカントナは後にこのゴールが、自身のベストゴールであったと語った。
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