1996-97シーズン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 13:50 UTC 版)
「エリック・カントナ」の記事における「1996-97シーズン」の解説
スティーヴ・ブルースのバーミンガム・シティへの移籍に伴い、1996-97シーズンはキャプテンを務めた。 カントナはその後に大きな成功を成し遂げるチームの中心となるライアン・ギグスや、将来を嘱望されていたデイヴィッド・ベッカム、ポール・スコールズ、ニッキー・バット、ガリー・ネヴィルといった選手に大きな影響を与え、1996-97シーズンもリーグ戦を首位で終え、5年間で4度目となるリーグ優勝を果たした(マルセイユとリーズを含めると7年間で6度の優勝を経験している)。 チャンピオンズリーグは準決勝でボルシア・ドルトムントに敗退したために決して満足の出来るシーズンではなかったが、カントナは突然「シーズン終了後に現役を引退する」と表明し、多くのユナイテッドファンを落胆させた。このとき彼は30歳であった。最後のゴールは4月12日のブラックバーン戦の決勝点であった(3月22日エヴァートンFC戦、4月5日ダービー戦でもゴールを決め、3試合連続ゴール。)。1997年5月11日に行われたウェストハム・ユナイテッド戦が、カントナの公式戦における最後の出場となった。最後のプレーを見せたのは、前年に引退したデイヴィッド・バスト(引退の原因となった怪我はユナイテッド戦で負ったもの)の記念試合、ハイフィールド・ロードで行われたコヴェントリー・シティ戦で、カントナは2ゴールを挙げ、2-2の引き分けであった。カントナはリーグ戦では64ゴールを挙げ、11の国内タイトルを獲得し、チャンピオンズリーグでは5ゴール、全コンペティションを合わせると5年に満たないキャリアで通算80ゴールを記録した。
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